資産運用

空売りの失敗から学んだこと

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2020年3月コロナショックで駄々下がりしている相場の中
空売りで60万円の損失を出しました

確か対象は忘れもしないオリエンタルランド
 コロナ狂乱でディズニーランドの閉鎖により、株価は¥15000から急降下
 施設メンテのために大幅な赤字が出ることを見据え
 空売りした値段は¥12000程度

当然まだまだ下がるだろうと信じこんでいました、、、
(不思議なことでネガティブな予想というのは加速しやすく、
 それこそ日経4桁いくのでは、とか思っていました。)

しかし実際は以下のように急上昇、、!

高鳴る心臓
何故だと垂れる脂汗
止まらない含み損価格

20万の含み損は30万になり、50万になり、、
これらに耐えきれず60万円の含み損になったあとで買い戻しました
(実は五ヶ月後の8月くらいにはまた同じくらいの水準にまで戻っていたのですがそんなに持っていられませんでした)

株価の急上昇の背景はもちろん日銀のETF買い政策が背景にあります
午前中に株価が幾ら下がっていても、13時くらいから急上昇して回復していくのを毎日眺めておりました

当時の自分は日銀政策もよく知らなく、これからも株価は下がるだろうと浅はかな気持ちで空売りしておりました
空売りのメリットデメリットもよく理解していませんでした

無知は罪、と痛いほど実感した事例でもあります

それ以来空売りは使っておりません。

空売りとは

さて、改めて空売りとは信用取引の一つです
信用取引、とは持っているお金以上のお金を使える取引です
通常の取引では例えば証券口座に100万円があった場合100万円分しか株は購入できません
しかし信用取引を使えば100万円分でも200,300万円分の株を購入することができます

'信用'の文字には
後でお金返すから一時的に証券会社からお金など借りますよ(=借金しますよ)
といった意味合いが含まれております

そして空売りなのですが、これは株を証券会社から借りるイメージになります
今後株価が下がりそうな銘柄に空売りをしようとすると
1. 証券会社からその株を借りて売る。例えば200円の銘柄を100株借りて売ることにします
2. 株価が下がった後に売った銘柄を買い戻して証券会社に返す。例えば↑で売った銘柄が150円になった時に買い戻します
3. 1と2の差額が利益となる。この例だと売った 200*100 円から買った150*100円を引いた5000円が利益となる
といった具合ですね

一般的に暴落相場は上昇相場よりも下げスピードが早いため
(みんな買っているから買う、といった時より
 みんな売っているから売る、のような恐怖にかられた時の方が人は動きやすいため)
儲かるスピードが大きいと言われています

ただやはりデメリットも大きいため私はもう使わない手段と思っています

空売りのデメリット

  1. 損失の可能性は無限大かつ、儲けの利幅は決まっている
  2. 逆日歩(利息のようなもの)が発生する可能性がある
  3. 空売り規制がかかることがあるため本当に空売りしたい銘柄ができないことがある

順番に見ていきます

1. これは株を通常買って売った時とは逆の性質のために生まれるデメリットです

 例えば200円で100株空売りしている場合
その銘柄が400円になったら、損失は (400-200) *100 =20,000円となります
 さらに600円になったら損失は(600-200) *100 = 40,0000円です
 もしなんらかの弾みで2000円になってしまったら
 損失は(2000-200)*100 = 180,000円です
 

 もしこの株を逆に200円で100株取得していた場合
どんなに損をしても 株価が1円になった場合なので
 損失は(200-1)*100= 19,000円です。
 つまり取得値以上の損はしないのです

 株価というのは上限はないですが下限をもつ特徴があります
 そのため値が上にいけば行くほど
 青天井に損をする可能性があるのが空売りです

 また儲けも先ほどの例から逆を考えれば良いと思います
 最初が通常の売買、次に空売りと記述しました

 例えば200円で100株取得している場合
その銘柄が400円になったら、利益は (400-200) *100 =20,000円となります
 さらに600円になったら利益は(600-200) *100 = 40,0000円です
 もしなんらかの弾みで2000円になってしまったら
 利益は(2000-200)*100 = 180,000円です

 もしこの株を逆に200円で100株空売りしていた場合
どんなに得をしても 株価が1円になった場合なので
 最大利益は(200-1)*100= 19,900円です。
 つまり空売り値以上の得はしないのです

 繰り返しますが株価は上限はないですが下限があります
 値は下に行ける範囲が決まっているため
 儲けられたとしても(普通の売買のように)使ったお金の10倍儲けられた、の様なことは絶対にないのです


つまり損失は無限大(=借金の可能性あり)だが、利益は決まっている

それが空売りです

(普通の株売り買いは逆でして
 利益は無限大だが、損失は決まっています)

株式市場の名言で買いは家まで、売りは命 といった言葉を聞いたことある人も多いと思います
買いで失敗しても家を売ればどうにかなるが、
売り(空売り)で失敗した場合家だけではならなく命まで差し出す(=借金を背負う)可能性があるといった意味合いになります。
この言葉は胸に深く刻んでおく必要がありそうです。

2. 逆日歩が発生する可能性があります
 逆日歩とは、空売りの利息のようなものです
 これは証券会社が、空売りに使える=貸せる株を他から調達しなければいけない時に発生します
 皆空売りしていると証券会社から株がなくなっちゃうので、持っているひとから利息払って借りるということです
 この利息は証券会社ではなく、空売りを行った人が負担することになります
 そして利息なので日が経てばたつほど利息というのは増えていく、困ったものです
 例えば逆日歩 0.5円/株・日といった株があります。これは1日1株あたり0.5円を払わないといけないということですね

 つまり1で説明した空売りの利益は、実際には
 200円で100株空売りしていた場合で6ヶ月後株価が1円になった場合
 また逆日歩が1円/株・日だった場合 

 最大利益は(200-1)*100 - 100*150= 4,900 円です。

逆日歩に物凄い取られてしまい
実はそんなに儲けも多くなかったといったこともありうるのです

普通の株売買では利息は発生しません。あくまで空売りといった特別な場合です 

3. 規制で空売りができないことがある
 証券会社が調達できないほどの銘柄が空売りされてしまうと、証券会社はその様な銘柄に対して、空売りを禁止します
 そうなってしまうとその銘柄に対してもう空売りを仕掛けることはできません
 絶対株価下がる!空売りしたい!といった人気のものはみんな空売りを仕掛けるため往々にして売ろうとしたら売れない、、のようなことがあります

以上がデメリットです
先述したとおり、うまく使えば瞬間風速的にとても儲かることができると思います
ただこれらのデメリットを鑑みた結果、私は空売りを基本的にしない戦略をTakeしました

暴落相場でやれることは2つ

株価がどんどん下がっていく様な暴落相場でやれることは2つです

1. 空売りを仕掛ける
2.ポジションを持たない

1は今まで説明してきたことです
ただし1をやる以上は、どこかでポジションを払う、すなわち買い戻しをしないといけません

バイアンドホールドと違う点はここです。
しかも早く買い戻さないとどんどん利息がついてきてしまう、
そのような難しい舵取りを迫られるのが空売りです

一方で、2をTakeする戦略もあるのではと思います
これは、つまり儲かりもしないが損もしない、といった状態となります
私の様なサラリーマン投資家は、とにかく損をすることが一番怖いため
ベアマーケット(暴落相場)に出会ったときはポジションを払い、現金を大量に持つことにしたいと考えています
no position is the best position といった金言もあるとおり
一度頭を冷やしておいて、またブルマーケット(上昇相場)に出会ったときにきちんと入れるようにしておきたいなと思います

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