エクソンモービル、ティッカーシンボルは$XOMです
言わずと知れたオイルメジャーの一角です
原油・天然ガスの探査・開発から始まり
パイプラインなどの設立
化学製品の供給
原油の生成と販売・輸送など
エネルギー産業の端から端までを抑えている超巨大企業です
第2四半期決算を発表しており、内容は良かったです
一方で現状の世界情勢を見ると、買い出勤がしづらいこのご時世かなと感じます
決算結果は良し
詳細はこちらから確認できます
EPS: $1.10 VS 予想 $1.02 ⭕️
売上高:$67.7B VS 予想 $64.2B ⭕️
売上高前年同期比(YoY): +107.8%
この難しい情勢でもしっかり利益を出せていますね
景気回復で需要はある程度回復し
原油の消費量はコロナ前まではまだ戻りきってはいませんが
原油価格はコロナ前まで戻ってきており
それが色濃く反映された決算かなと思います
配当は1株当たり87¢を継続です
同じエネルギー企業の$CVXは自社株買いを発表していましたが
$XOMはそのようなことはなく、債務返済に回す予定ですかね
株価は下落
株価は決算を受けて下落が続きました
ここ1ヶ月で9%ほど落ちていますね
最近はワクチン有効性の継続に対し疑問視がついていたり
デルタ株は言わずもがな、世界でコロナウイルスの感染者が増えてきたりして
経済再開につながるような銘柄はやられている印象を受けます
ここで今新たに買い出勤はしにくいですね
エネルギーは好調だが過信は禁物
ここ最近嫌な予感がするニュースがあります
以下はアメリカの新型コロナウイルス感染状況です
また以下の死者数もじわじわと増えてきています
イスラエルはコロナワクチンの3回目の接種を発表し、開始していますが
米国も同じことをやるでしょう
コロナウイルス感染者の増加は経済活動の縮小を意味します
その場合、物流や人の移動で稼ぎ幅が決まる(=原油価格に左右される)エクソンモービルのような企業は
GAFA等のようなテック企業と比べてダメージが大きいです
現に2020年3月の石油価格先物はマイナスになっています
今は原油価格が絶好調ですが
これが崩れる可能性も少なからずある理解です
以下が原油先物のチャートですが、この価格がこれからも維持されるかは注目です
考えられるシナリオは
コロナウイルス感染再拡大とワクチンの有効性懸念により
また、このような銘柄が尽く売られてしまうことです
楽観シナリオももちろんあるのですが
イスラエルがワクチン3回目接種を行い
その有効性がわかるのは半年先くらいでしょうか
それまでは今のところ
感染者増大・死者増大のような
悪いニュースが増える可能性の方が大きいかなと考えられます
エクソンモービルの高配当は魅力的なことは確かなため
この企業に投資する場合は
GAFA等に投資する場合よりも
コロナウイルスのニュースに用心しておいた方が良いかなと
というわけで自分は今持っている分をホールドだけしておこうと考えています
もしかしたら、妙味は$ZMや$CRWDの方があるのかもしれないなと感じます