ティルレイ、Tilray Incが2022年度第1四半期決算結果を発表していました
同社はカナダの製薬および大麻会社です
2018年にNASDAQ上場した、比較的新しい会社ですね
大麻市場は15兆円以上の市場と言われており、実は相当大きいです
カナダではすでに大麻が合法化されており
米国の一部の州でも合法化されています
日本ではまだ合法化はされない見通しですが
米国の他州がどう合法化していくかは注目に値します
一方で、大麻は誰でも栽培できるといった特徴があるため
TLRYにはタバコのセブンスターのような、ブランド競争が求められているかなと
大麻がもし娯楽用や嗜好品として定着したら
MOのように将来的な高配当銘柄になると言われていますが
現実はまだ難しそうです
大麻の栽培から製造、販売までは以下のプロセスを辿るようですが
それにかかる時間もなかなかです。TLRYはこれらを司っている会社となります
決算内容はダメ
結果はこちらからも確認できます
2022Q1 | 結果 | 予想 | 評価 |
EPS | -8¢ | -7¢ | ❌ |
売上高 | $168M | $174M | ❌ |
売上高前年同期比+43%
大麻売り上げは$70Mなので売り上げ全体の半分くらいですね
こちらは+38%がでした
他アルコールのSweetWaterが$15Mですかね
Manitoba Harvestという食品ブランドの売り上げも$15Mとなっています
大麻でみるとカナダのシェアが圧倒的でして
世界だとドイツが医療大麻を輸入している状況です
株価は反応なし
株価は特に反応なしです
ちなみにこの$TLRYという銘柄、2018年上場直後だと$150前後という
今では考えられない数字を叩き出していました
今はもうみる影もありませんが
去年は$5とかだったのでそれに比べると今の株価は2倍です
俗にいうペニー株に近かった銘柄なので、買うのは怖いですね
米国債金利に注目
米国では少しずつ楽観論が出始めていますね
連邦債務上限に関する問題も共和党から、2ヶ月の制限延長提案がありました
プロレスといえばプロレスですが、大事な情報です
それを受けて米国債10年利回りは72日で最高値を更新しました
見事なカップウィズハンドルで、株なら買うべき!といったチャートなのですが
米国債利回りがこれだと少し不穏ですね
チャート的には売り圧力が減ったところなので上にどんどん伸びて行ける場面です
それを考えると金利は上に上に行くのかもしれません
米国債金利が上がると、株の相対的な価値は下がるため
どこかで売り圧力が来そうです。そこを覚悟しておく必要がありますね
後、本日10/8米国雇用統計発表です
非農業部門雇用者数変化ですが、
予想は+50万人となっています
前回は予想80万人近くに対して20万人ととんでもない数字だったのですが
今回、米国の新型コロナウイルス感染者が緩やかに減っていっている中
予想を超える数字が出ると、テーパリング開始の織り込みとなりそうです
また、合わせて失業率も確認です
予想5.1%に対して幾つの数字が出てくるのか、絶対に確認が必要です
前回は5.2%だったため、それを下回るのが必須ですね
テーパリングの織り込みが見えてきたら
ちょっとずつ買いを検討しても良い時期になってきているのかもしれません
引き続き、毎日注意深くマーケットを観察して行きます