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アストラ・スペース、ティッカーシンボル$ASTRが2021年11月20日(日本時間)に小型ロケットLV0007の打ち上げを成功しました
本ミッションはUnited States Space Force(アメリカ宇宙軍)の衛星の打ち上げでして
STP-27AD2と呼ばれるテストプログラムを宇宙に届けることを目的としていました
本打ち上げは10月27~31日及び11月5~12日を予定していましたが
伸びに伸びて、11月19日に決行、しかしカウントダウンの途中で延期
そして20日再打ち上げで成功という結果になりました
打ち上げの様子はこちらから伺えます
1:40:00くらいから打ち上げですね
今回は横滑りもなく、とても美しく飛びましたね
話を聞いている限りでも、特に悪いところはなさそうです
素晴らしい打ち上げでした
7月にIPOし、8月に失敗し、
そこから苦しい時期が続いていましたが
ようやく第一歩を踏み出したと言った感じです。感動ですね
買い時を考える
さて、本銘柄の買い時を考えます
IPOしてから現在までの株価は以下です
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期待と共に株価は大きく上がり
その後打ち上げ失敗などを受けて低迷
最近は今回の打ち上げに向けて上昇したが延期でまた下り坂、、
といった状態です。おそらく月曜日には大きく株価が上がるでしょう
そこでイナゴタワーに乗るかどうか、、を考えなくてはいけませんね
少しは乗ってみても良いかな、というのが個人的な意見ですが
それは株を持っていないことが最大の機会損失、といった観点からです
長期的にAstraはこれからも打ち上げ成功し続け
大きなミッションをしていく、、
といったシナリオが考えられるならば
イナゴタワーに乗った後の利確による含み損は気にならないかもしれません
こちらの記事で書いた通り、打ち上げ事態は成功したので
このAstraという会社の将来性について改めて考える必要がありそうです
毎日打ち上げは本当に達成できるのか
さて、Astraの最大の特徴はロケットを
安く
早く
大量に打ち上げることです
これらはこちらの資料にもよく述べられています
人々と宇宙の距離をぐっと縮めて
宇宙でのビジネスのしやすさを向上させる狙いがあります
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そしてASTRAといえば以下のタイムラインでしょう
2025年には"毎日打ち上げる"といった目標です
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ちなみに、しれっと2022年には毎月打ち上げると目標を掲げています
ここをみますと、打ち上げ数は15機を目標にしてそうです
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我々が考えなくてはいけないのは
"毎日打ち上げを達成できるのか"
あるいは
"年300機打ち上げを達成できるのか"
といった箇所ですね
誰もが知る通り、打ち上げは相当に大変なイベントです
今回の打ち上げも予定を延期に延期して
テストを何回も繰り返し
ようやく打ち上げると思ったら直前にやっぱ明日とアナウンスし
打ち上げ実行、、と言った有様です
上記の通り毎日打ち上げを本当にやろうとするならば
ある意味では
雨の日も、風の日も
暑い日も、寒い日も
ロケットを打ち上げなくてはいけません
そうでなくても、具合の良い日に5発打ち上げ、、のようなことになるのかもしれません
これは今のASTRAにとっては相当にハードルが高いのではと感じます
つまり
どんな日でも打ち上げられるような技術
または1日に複数回打ち上げできるようなキャパシティ
この二つはまだ備わっていないのでは、、と
この点で、まだAstraのビジネスに対しては懐疑的でして
今後数年でそれが実現可能になるかを我々は見極める必要があります
Astraの場合、判断の材料は打ち上げ以外に他なりません
打ち上げの予定に対し
きっちりスケジュール通り発射できることを繰り返していく
これを幾度となく繰り返し、信頼がおける企業になってきたならば
いよいよ大きく化ける企業の可能性がグッと高くなると思います
コンディションが整えばロケットは飛ぶ
つまり0->1の部分は今回漸く成功したので
次は1->10にできる箇所をしっかり見せて欲しいなと
ちなみに、明日以降もしロケットラボ($RKLB)が下がるなら
絶好の買い場になるかと思います
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下がる理由は
ライバル企業アストラの打ち上げ成功により
想定的に企業価値が下がる、、ということでしょうが
1. アストラとロケットラボは微妙に立ち位置が違うこと
(アストラは小型のみ、ロケットラボは大型もとばす)
2. ロケットラボは確実に実績を積んでいる企業で
今後も安定してロケットを飛ばしていける可能性は極めて高いこと
これらから、一時的な下げになると予想されるからです
こちらも注目したいですね
株価の動きは以下です
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Astraの連れ上げになる可能性も十分に考えられますが、、楽しみです