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FM HDV IWM QQQ SPYD VOO VT VTI 資産運用 銘柄分析

2月上旬の相場確認 相場好調続くが金利上昇・インフレ再過熱要警戒

投稿日:2023-02-18
更新日:

2023年2月も後半になりました
いつも通り半月の相場を観察し、今後どうすべきか考えてみようと思います
前回の記事はこちらです。相場は好調、円高一服という感じでしたね

今回も以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます

VTI
VOO
VT
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM

結果としては
上旬は全体的に好調
債権利回りも上昇
円安逆戻り
何処で切るかのチキンレース
といった感じでしょうか

CPI含める経済指標が依然強く
FRBのターミナルレートは上昇する可能性が高くなり
ドル高に戻っていった後付説明が出来ます

ただ不穏なのは債権利回りが上がっても
株価は大きく下がらずまだ高値をキープできていることです

この場合債権か株価どちらかがおかしいということになりますので
今後その歪みを是正する動きが出てくるかもしれません
そういった意味で2月後半は注意ですね

VTIは+1.97%

VTIは+1.97%でした
一昨年を彷彿させる連日の上昇でしたね
ただ直近含めて高値の伸びが足りず弱気になりかけている部分もあります

テクニカル的にも大きく頭抜た上で
今12月サポートラインの$205を切るかどうかといった状態になってます
$205を保てれば底値のサポートが出来上がりますし
底抜ければまた弱気に逆戻りかもしれません

ただここ数ヶ月の動きは明らかに去年とは違うので
去年のような総悲観で相場を見る必要はないかなと思ってます

VOOは+1.89%

こちらはS&P500です。いつもVTIと同じ動きです
VTIの構成の大半がVOOなので数字としてはほぼVTIと同じです
GAAMで15%くらいですかね

今回はVTIに劣後した数字でした

今回もGAFAM含む超大型株の数字が良くないことから来ています
この、小型のほうが数字が良い傾向は1月上旬から継続中です

1年で見ると、VTIと同様に$375が下値抵抗線になるかどうかの分岐点ですね

VTは+0.65%

VTは全世界株式を対象としているETFです
日本も一応対象になっていますね
ただ、大半はVTIなので大体はVTIと同じ動きになります

特徴としてはVTIを少しマイルドにした感じ、ですね
上がるのも下がるのも幅が小さいです

今回はその例に従った上げ幅でした

この月はドル高が一層進んだため
全米の割合が少ない本ETFはVTIに劣る成績となりました

数ヶ月前、これからはVTの時代だと叫ばれてましたが
ここ一ヶ月位はアメリカの改めた強さにちょっと負けている感じですね

こちらもチャートとしては前回の高値サポートを底値にできるかといった箇所です

QQQは+4.91%

QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はこちらを参考に、Apple,Microsoft, Amazon, NVDIA, Tesla, Google... で40%くらいです
ただ最近はAAPLとMSFTで25%くらいですね
GAFAMでバランス良かった時代と比べて大分偏ってきました。

一方Zoom, U, CrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません
最近だとペプシコも上位銘柄として存在感を出してきましたね
METAは影が薄いです

上がる時はVTIなどと比べて極端に上がることで知られています
一方で下がる時は大きく下がる銘柄です

今回も大きな上昇を継続しました
1月から見ると1ヶ月半上昇し続けています
非常に強いですね

こちらは、今はまだ前回の底値タッチは気にしないで良い状態です
コレを気に最高値に少しでも近づいてくれると良いのですがね

この波がいつまで続くかわかりませんが
乗れるだけ乗って利食いして逃げるのも一つの手ですね

ARKKは+12.23%

ARKKは破壊的技術、すなわちイノベーティブなテック企業に投資するETFです

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
EXAS ZM TSLA ROKU SQ PATH SHOPなどなどです
またハイテク系が割合多くなってきました
上がるときは極端に上がり下がるときは極端に下る
そんな躁鬱のようなETFです

今回は前者の極端な上げですね

ARKK自体は全体的なチャートで見ると、まだまだ伸びは小さいです
今後金利高が続いていく中でどのような動きを見せるかは注目ですね

一応こちらも$40位を底値サポート形成中です
1月最初がまさに底だったと言える日が来るといいですね

HDVは-0.84%

HDVは下落継続しました

本ETFはディフェンシブなものが多く
それ故上昇も下降も幅が小さいのが特徴です

HDVの最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, CVX, VZ, ABBV, MRK, PFE, PM, MRK,PXDなどです
ちょっと前まではエネルギーが20%くらいでしたが
その比率は15%くらいまで下がってきました
この方がまだ健全かと思います

他のETFと違って下落した理由としては
1月のハイテク牽引の上昇に資金が集まり
このような退屈な銘柄からはお金が逃げているのが継続してるから
と言えそうです

直近一年のチャートは以下です

株価が安定しており配当もしっかりもらえるなら悪くない銘柄ですね
ちょっと高値が切り下がってきているのは気になります
今後も動きを見ていく必要がありそうです

SPYDは-0.28%

SPYDもHDV同様下落しました

SPYDはS&P500のうちの高配当銘柄を上から100個並べたETFです
最近の銘柄はBKR, CVX, NEMなどですね。それより下はあまり有名ではない銘柄です
高配当銘柄なのですが、景気の影響を受けやすいETFです
今回は下落ですね、HDVSPYDともに下落しているのはポイントでしょうか

こちらもチャート的にはちょっと元気がない状態になってきてます
買い時は$35を割ったあたりかなと思いますが、どうでしょうか

IWMは+1.56%

IWMはラッセル2000に連動する銘柄です。要するに無名小型株の詰め合わせです
下落すると炭鉱のカナリアとして悲観相場が来るのではと言われています

小型株なので上がる時はガンガン上がりますが
下がる時もガンガン下がります。大きく持つのは避けたい銘柄ですね
また赤字企業もそれなりにあるので、利上げには弱いETFです

今回も好調を続けました。カナリアはまだ鳴いてない状態でしょうか
(ウォッチを続けてると、あまりこの指標が当てにならない気もしますが)

こちらも2022年の高値一つを奪取
もう一つも取り戻せるか、、という状態ですね

米国債利回りが再度上昇している

米国債10年利回りはスルスルと上がってきている状態です
怖いのは、これが上がっているのに株式も上がっていることですね
この歪みは何処かで是正される、すなわち利回りか株価どっちかが下がると考えてます

ガソリン価格は2月に入って下落となってます
原油価格に起因するCPIへの影響は、1月でもかろうじてセーフだったので
これくらいの価格なら前年同期マイナスになることがわかってますが
それでも1月の高値を超えないことを願ってます

一番大きいのがドル円の動きでして
半月で+2.9%でした。これが一番大きいかもしれませんね

この動きとしては
日銀総裁変更に伴い早期YCC(Yield Curve Control)撤廃はなくなりそう
との噂が立ってきたこと
そして米国での経済が思ったより強く利上げ継続路線が見えてきたこと
この2つが影響してそうです

ただ、半年一年で見ると今よりドル円は下がることが基本路線です
コレを考慮しながらドルに突っ込みすぎない必要はありそうですね

ビットコインも久しぶりに息を吹き返しています
去年散々なことが多々あったので、悪材料出尽くしであったり
2024年の半減期に向けて買えると見る人も多いのではないでしょうか

チャート的にはきれいなカップウィズハンドルでして
さらにもう一息行けると良いと言った感じです

イーサリアムも同様です
ちょっと買いにくくなってきましたかね

一方新興国などは結構ヤラレになってます
これは、ドル高に復帰したことで新興国通貨安となり
米国への資金集中が継続したからですね

その他ウォッチ銘柄としまして
INDAは半月で-1.24%でした。今回のウォッチの中でも弱いほうですね

インド内需の方はSMINの方が良いともされていますね、そちらも見ておきましょうか
こちらはインドの小型銘柄中心ETFとなります
こちらも-1.91%と大きく劣後しています


ポーランド、例えばEPOLは大きく下落しました
こちらは-4.24%でした。ウクライナ情勢悪化も懸念されているかもしれません

後は最近話題のFMですね
iシェアーズ MSCI フロンティア & セレクトEM ETF です

詳しくはこちらを見ればよいのですが、構成はベトナムが2割
ナイジェリア、バーレーン、ペルーが7%ほど
ルーマニア、カザフスタン、、となっていきます

今後どのように動いていくかは注目です
今回は-0.94%でした

完全にドル高にやられた格好になっていますね
ドルが上がると下がりドルが下がると上がる、割とわかりやすい状態かなと思います

あと直近の経済が強いことを考えると
石油銘柄に光がもう一度集る可能性もあります

ただXOMは少しイマイチですね。直近でも急落しており
今後の動きは要注目です

全体的に見ると米国により一層お金が集まった期間でした

CPIを見ても米国経済はまだ強く
それによってドル高、利上げ継続路線が見えてきたかなと思います
怖いのはこれでも株価が大きく下がっていないことでして
その歪みが何処かで是正されるのかな、とは考えてます

その意味では2月後半の相場は厳しいかなと想像しています

大きく振り込むのは3月以降ですかね
それまで、引き続き生き延びていきましょう

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