本ブログでは商品・サービスのリンク先に一部プロモーションを含みます。ご了承ください。

資産運用

CPI下振れで株式が暴騰しかしドル安。この波にのるべきかどうか

投稿日:

11/10 日本時間 22:30にCPIの発表がありました

本指数はここ一年では一番重要な経済指標とされています

新型コロナウイルス騒動以降、無制限の金融緩和を米国は行いまして
その結果市中に金余り状態が続いたこともあり
急激な物価上昇に苦しんでいる状態です

さらにロシアがウクライナに侵攻したこともあり
経済制裁としてロシア産のガスを買わなくなり
エネルギー価格が上昇しました
それによってありとあらゆる物価が上がったのが今になります

こうした背景から、上がりすぎた物価を下げる必要があり
それが判断できる指標がこのCPIですね
Consumer Price Indexの略でして
全国の家計がお金を使っている商品やサービスの価格を指数化したものです
食料品や公共料金などもこの指数の計算に含まれています

数字は総合・コアともに低かった

YoYではコア6.3%上昇・総合で7.7%上昇でした
予想は6.5%上昇・総合で8.0上昇だったので低い数字と言えます
QoQではコアCPIが0.3%上昇・総合で0.4%上昇ですね

住居費の上昇が指数全体の上昇の半分というデータも有りました
実際ここだけでQoQ0.8%を記録しています
中古車や医療保険はすでに下落していますね

すでにFEDが、今後の利上げペースはデータを見ながら行うと述べており
この数字の低さから次の利上げは0.5%が市場に織り込まれました

各指標を見ていく

まず、米国債利回りは大きく下がりました

↑の数字が低かったため、米国の景気が思ったより強くないと捉えられた状態です
そのため、(比較的)安全資産である米国債に買いが集まり
それによって金利自体は下がりました

そして、ドル円は大きく下がりました

これも先述の通り米国の景気が腰折れしていることがわかったためです

景気が弱い国の通貨は、その通貨が積極的に使われないため
他の流動性の高い通貨に人が移って行きます

ただ、今回の場合は明らかに米ドルがOverweightといいますか
経済の強い米ドルに群がっていたため、その揺り戻しが発生しているのかなと思います

ここからはしばらくは円高(というか)ドル安が続くと思います

そして株価は、記録的な爆騰でした

VTIは+5.66%

VOOは+5.47%

VTIより小さい上昇です
これは小型株がより大きな割合で上昇したのもあり
大型株中心であるVOOの伸びは少なくなっています

QQQは+7.36%

QQQはハイテク中心ですね。上がるときも下がるときも極端に動きやすいETFです
今回はVTIなどよりも大きく上がりました

ハイテク系の環境は決して良くはないので
どこかですっぱり利食いしてしまうのが良いかなと思います
それはこの後のARKKなどによく言えることです

ARKKは+14.52%

こちらがそのARKKです
小型ハイテクグロースで固まっているので大きく上昇しました
どこかでスパッと利益をとっていきたいですね
今後数ヶ月で順調に更に株価が伸びていく未来は少し見えにくいため

HDVは+3.01%

ディフェンシブなHDVは+3.01%です
これくらいになると、ドル円の-3.5%の方がインパクト強いため
円で考えると損になったのが昨日の動きです

IWMは+6.16%

IWMはその他有象無象の小型株詰め合わせです
VTIなどに比べると上昇しましたが、それでもARKKなどに比べるとかなり小さいです
如何に、昨日の上昇がハイテクによっていたかがわかるかなと思います

ドル安傾向と株高のバランスが取れるか

さて、なかなかと悩ましい傾向になってきました
というのも、大きくドル安が進んだため
日本円換算して思ったよりも儲かっていない人は多いのではないでしょうか

このまま不景気を示す数字が次々と出てきた場合、
ドル円はまだ-10%くらいいける余地は十分にあります
-10%でもドル126円ですからね、まだ高いくらいです

ただ株価が+10%できるか、、はなかなか難しいです
好意的に見て今後年末に向けて今から+VTIが5~6%が良い塩梅ではないでしょうか

それを考えたときにドル建てで株を持っていると
年末には、株は上がっているのに
日本円で見たときにトータルマイナスになっているような
笑えない出来事になるかもしれません

これはこの夏に起きたことと逆の出来事ですね
あのときは株は下がっているのに日本で見たらトータルプラスのような状態になっている人が多かったと思います

そう考えると思ったよりドルに強く振り込めないかな、というのが個人的な見解です
しばらくはドル・円 半分半分くらいが落ち着きそうな感じです

もしくはプレミアムに目を瞑って為替ヘッジありのETFを買うのが良いのかなと思います

一応、為替ヘッジありとなしの例を載せておきます

ヘッジがないSP500 ETFは日本円換算で+2.54%です
2633ですね

ヘッジがあるSP500 ETFは日本円換算で+5.6%です
こちらは2563です

経費は、当然ヘッジありのETFの方が発生するので
長期で持つのはおすすめしませんが
年末まであるいは1,2月といったここ数ヶ月でこちらも持ってみるのは面白いと思います
持つとしても半々ですね、SP500ヘッジなしとヘッジありで
積立をしているものも当然、そのまま為替ヘッジなしです


また、今日の株価は来週あたり一度調整が入ると個人的には考えてます
なので、少し米国株・ドル一辺倒からポートフォリオを組み直そうと思います


久しぶりのせっかくの良い相場がきたかもしれないので
しっかり儲けていきたいです

-資産運用

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.