4月に入りました
日本だと桜がちょうど見頃で新入社員が入ってきて
街中が初々しくうわついた雰囲気になる、、といったところでしょうか
こちらチェコだとあまりそのような雰囲気もなく、まだ花の蕾が見えるくらいです
欧州での本格的な春の訪れはもう少し後ですかね
いつも通り半月の相場を観察し、今後どうすべきか考えてみようと思います
が、今回は3月前半に関われなかったため1月分の調査としました
以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます
VTI
VOO
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM
結果としては
-月後半の上げは全上げ。金融緩和時にはよくみられた現象
-長期金利は0.5%利上げを織り込んで行っている
-利上げに注意しつつ利確もしつつ相場と闘いたい
といったところかなと思います
今年中にもう一度二度大きく下がることはあると思いますので
その時に備えてキャッシュポジションを大きくしていても良いかもしれないですね
VTIは+4.57%
VTIは久しぶりに大きく上昇しましたね
この半月だけ見ると+6.25%でした
$210台が下値、上値は$230くらいで今年入ってからのレンジ相場での移動となっています
この値を意識しながら買うか買わないかで高値掴みの危険を少しだけ緩和できそうです
VOOは下落幅がやや小さい
こちらはS&P 500です。いつもVTIと同じ動きです
月前半での下落が小さかったため、月全体で見ると結果としてVTIより大きく上がりました
直近での上げはVTIにちょっと劣っていますね
こちらも$380近い箇所に下値のサポートラインがあります
ここを破りそうになっているときは結構シビアに見た方が良いですね
QQQはダントツの上げ幅
QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はGAFAMが4割弱
後はTeslaやNVIDIA, Paypal, Adobeのような大型株が入っています
一方ZoomやCrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません
12月からQQQは非常に調子が悪いことで知られていますが
ようやく値頃感が出てきたのか大きな上げとなりました
特に半月で+10%の上げですね
ARKKは月トータルで見るとマイナス
もはやみる影もないARKKです
*ARKKは指数でなくアクティブETFなので参考までに
大きく下落したのちに大きく上昇、、と変動が非常に大きかったです
こんな銘柄に大きく投資しているとちょっと気持ちが落ち着かなくなりますね
最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
TSLA COIN TDOC ROKU ZM ROKU SQ EXAS U
などなどです。最近EXASが新規追加されています
この銘柄はガンの早期検出を専門とするものです
非常に興味深い銘柄なのでまた別の機会に取り上げようと思います
ARKKは一年で見ると半値くらいですね
利上げもまだ続きますし今入るのは極めてお勧めできません
HDVは月前半の上げを含む
HDVは月前半に上がっており、後半の上げがVTIなどと比べて小さかったです
半月だと+2.60%ですね。ディフェンシブを体現する動きですね
HDVは大型オールド銘柄で構成されています
最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, CVX, JNJ, VZ, ABBV, PM, PG
などなどです。これで40%くらいです
石油株の上げに少し助かっていると思いますし
直近の下げは同様に原油価格の下げの影響がありそうです
一年で見ると最高値更新中ですね
相場として高配当銘柄やディフェンシブ銘柄が高値になるのは
あまり良い兆候ではないのですが
ホルダーとして喜んでおきましょう
SPYDは+5%
SPYDは割と上昇しました。この銘柄がVTIより上がるのは珍しいですね
SPYDはS&P500のうちの高配当銘柄を上から100個並べたETFです
3月頭はXOM、CVXなどの高配当石油銘柄の上昇の恩恵を受けて上がりました
後半もしっかりと上げましたが、他ハイテクやARKK系統と比べると
はるかに劣る結果でした
こちらもほぼ最高値付近です
買い増しはできない状態ですが、見守っておくのが良いと思います
IWMは上昇
IWMはラッセル2000に連動する銘柄です。要するに無名小型株の詰め合わせです
下落すると炭鉱のカナリアとして悲観相場が来るのではと言われています
この一ヶ月だとかろうじて上昇、半月だと上昇といった状態です
相場が全体的に元気だとこのようなIWMにも資金が回ってきていることがよくわかりますね
一年で見ると以下です
ここも下値サポートラインがしっかり出ているので要チェックです
底からは+7%ですが、まだ本格的な上昇転換ではないため
強気になりすぎないことが大事かなと思われます
金利の上昇と株価の上昇と
米国債10年利回りは直近の高値更新の絶好調中です
もしこれが株だったら買いたいチャートなのですが、現実そういうわけにもいきません
特に0.5%の利上げをパウエル議長が仄めかし始めてから
長期金利がそれを織り込んで行っているように見えます
おそらくこの株価の調子だと0.5%の利上げが行われるのは確実かと
そのときに市場がどのような状態になるか見ておかないといけないですね
ドル円はスルスルと上がり続け$=123円程度になっています
有事の事態にこれは非常にまずいことだと認識しています
こちらでも書いていますが、日本が金融緩和続ける以上
今後も長期で見れば円安だと思いますので
今のうちにドルなどにヘッジしておくことも必要です
ビットコインも上昇しました
要するに全上げの相場です
ARKKのような動きをしていますね
要するに金利引き締めに弱く緩和に強い、のようなチャートをしているような気がします
イーサリアムも大きな上昇を経験しています
金利が上がったら値段はARKKのように下がると考えているので
その後買うタイミングを見計っていきたいと思います
次のFOMCタイミングは5/3.4なので
もし危険なら一旦キャッシュ多めにしてみても良いと思います
当然0.25%上げ発表のポジティブサプライズの可能性もありますので決めつけは厳禁です
ただ、一年スパンで見るとここのあたりの高値が今年一年の高値だと考えるアナリストも多いため
キャッシュをしっかり確保しながらの投資が良いのではと個人的には考えます