本ブログでは商品・サービスのリンク先に一部プロモーションを含みます。ご了承ください。

資産運用

2021年 セルインメイにむけて

投稿日:2021-04-13
更新日:

** 2021/5/1に5月相場にむけての記事も書いたので参考にしてください
こちらはそれより古い記事です



米国相場の格言にはセルインメイ Sall in May(株は5月に売れ)といったものがあります

ここだけが有名なのですが実際にはその後に

and go away, don't come back until St Leger day
(売ったあとはセント・レジャー・デー(9月の第二土曜日)まで戻ってくるな)

と続きます

株式市場が5月に高値を付けたあと9月の第二土曜くらいまでは地合いが悪くなり*その後強く上がり始める。
その為5月に売り抜けて、また上がり始める前に買っておくべき
といった格言です

*実際5月に株価が大きく下がるわけではなく、8,9月に大きく下がることが多いです。特に9月はトラウマを与えてくれます

いわゆるアノマリー


これはアノマリー、つまり理屈が付かないけど何故かそうなることとして知られている事象なのですが
米国では結構この傾向は当てはまるため知っている方は多いかなと思います


なお去年2020年の5,6月は全くその影響を感じさせない相場でした
コロナからの復活が非常に力強かった時期でしたね


また、夏に株価が下がるのは割と確かでして
夏休み・バカンスの時期は投資家が動かなくなって取引が少なくなります
これは夏枯れ相場といいます

9月くらいにも大きく株価が落ちることがあります
これも理由はよくわかりませんが統計的にそう言われております

去年のQQQの推移は以下です。9/2に高値をつけた後下がり続け
その値を回復したのは12月でした
ここは厳しく見ておいた方がいいです



ということで5月に大きく売られるわけではないのですが

言葉が一人歩きして、5月に売れ、売れと言われてしまっている状況です

5月に株価が下がる理由を考えてみる



5月に株価が落ちるかもしれない、といった箇所に無理やり理屈をつけると以下のようになるのかなと思います

1. 信用取引の期限が半年のため、年末近くに買った株を売却する人が多い とか
2. 確定申告期限が4/15で、それに合わせて現金を確保するため2月くらいに売って、4月までは還付金で株を買うことが多い とか
3. 1~3月の決算が4,5月に多くあるけどいまいちなことが多い(10~12月のクリスマスに比べてインパクトが小さい)ため売られやすい とか

1. 信用取引の期限


一部の信用取引は期限が半年です
信用枠で株を持っている場合一度売らないといけません
空売りをしたならば半年以内に買い戻しを行わないといけません

ただ、今年は例年よりショート(空売り)が多かったと思われます
そのためこの5月あたりに行われるのは買い戻しであり
つまり逆に株価は上がってしまうのかもしれません。喜ばしい希望です

2. 確定申告の期限


今年は米国でのTax Return, 確定申告が一ヶ月延長されたため
そういった意味では5月まで還付金をもらう人は多いかもしれません
米国では還付金で株を買う人も一定数いるはずです
この確定申告延長に伴うシナリオは去年同様今年もヒットするため
これも5月に売られないかもしれない、といった意見をサポートすることになります

3. 決算が10~12月に比べて悪い

今のところ決算は軒並み好調になる気がします
コロナからの回復・特需といった形で良い結果を出す企業が多そうです
今米国では景気が急回復・パーティ状態のため
今まで悪決算だった企業も良い結果を出せる可能性が高いです
例えばTSLAも納車台数をクリアできるので決算が明るいと思います
つまりこのシナリオも今年は掠らない=株価は下がらないかもしれません

あまり気にしなくて良い


これらを巡ってみると、今年本当に5月に株価が下落するかはわからないですね


もし長期で米国株投資を考えているならば
仮に落ちたとしても大きく狼狽えずに落ち着いていれば良いかなと思います


実際にVTIでは長期で見てみると影響を何も感じさせないような見た目をしています

落ちたらなら落ちた時で
買い増しのチャンスと思って飛び込んでいきたいなと思います

なので、今の時期は高値に推移しても特に動かず
積立は継続的に行いますが
積極的な資金投下は抑える

むしろ5月に暴落を待ちかまえて
暴落したらVTIや高配当銘柄を買い漁る

このようなスタンスで、2021年の5月を迎えたいと思います

-資産運用

Copyright© サラリーマン米国株投資記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.