2021年前半は2020年を引き継ぎ、終わってみれば好調の時期でした
特に6月の上げを引っ張ったのはGAFAMのような大型株です
一度これらの株価の動きを振り返り
今後買っていくならどの銘柄が良いかを考えます
買えるのはAmazon, Appleですね
ただ、何度も言っていますが
8月末から9月10月あたりで株価が全体的に大きく下がる可能性があるので
その後から買い始めても問題はないだろう、というのが個人的な感想です
Google, Facebookの躍進
ティッカーシンボルは$GOOGです
ここ半年で躍進したのはGoogle, Facebookです
これら2社はネット広告が主な利益群なので好調でしたね
GOOGはYoutubeによる売り上げ成長率が50%増加など絶好調な決算を出していました
決算内容も化け物でした
EPS: $26 VS 予想 $15 ⭕️
売上高: $55.3B VS 予想$51.4B ⭕️
売上高YoY +34.4%
Youtubeによる売上高は +50%でした。素晴らしいです
なおクラウド事業、Google Cloud Platformを運用していますが
以前赤字幅拡大の状態です
株価の動きは以下です
大きく上がっていますね。今から買いに走るのは少し難しいチャートです
ティッカーシンボルは$FBです
FBも決算は問題なしです
EPS: $3.3 VS 予想 $2.3 ⭕️
売上高: $26.2B VS 予想$23.6B ⭕️
売上高YoY +46%
売上高成長率はまだYoY +46%ととんでもない数字です
そこら辺のグロース株より高い成長率を誇っています
FBの売上高は98%が広告収入と言われています
そのうちの70%が欧米ですね
アジアの方は広告単価が安いので、アジアでFB上で広告出したい!といった会社が増えてくるならば
まだまだ収益性も上がっていくのではないかと考えられます
こちらも今から入るのは難しいチャートです
入るなら一度大きく下げた後、また上がり調子に戻ってからですね
Amazon, Appleの休憩
Amazon
ティッカーシンボルは$AMZNです
Amazonはここ半年くらいレンジをうろついていました
全体で見ると+11%です
コロナ回復期なので、Eコマースの印象があるこの企業に対しては
あまり人気が出ていないのが実情ですね
ただAmazon自体の売り上げはAWSが半分であることを忘れてはいけません
そしてAWSはAzureの猛追を受け、シェアを多少落としているものの、まだシェアはナンバーワンです
今後もこれを維持できるのかが大注目となります
決算はOKです
EPS: $15.8 VS 予想 $9.6 ⭕️
売上高: $108.5B VS 予想$104.6B ⭕️
売上高YoY +43.8%
株価は以下です
半年くらい↑のチャートですが、もし今の動きで上に抜けたら
かなり大きな上幅上昇となるのではないかと考えられます
当然下に抜けたら大きく落ちるので要注意ですが
今まさに上に突き破ろうとしていますね
これが伸びれば新高値ゾーンなのでかなり大きなエネルギーを持って動くと思います
ただ一方で次からの決算は厳しい(前年を超えられない)可能性があるので
不安ならば決算後に買うのが良いですかね
Apple
ティッカーシンボルは$AAPLです
AppleもGoogle, Facebookに比べると物足りない動きでした
FB, GOOGと比べてこちらはまだ伸びる余地があると思えるチャートですね
そして今過去最高値$143を抜けようとしている最中です
もし$143を超えられたら、暫く上昇トレンドに乗り
株価は伸び続けられるだろうと考えられます
決算内容も問題なしですね
EPS: $1.4 VS 予想 99¢ ⭕️
売上高: $89.6B VS 予想$77.4B ⭕️
売上高YoY +54%
美しい決算です
今後の動きは要チェックですね
Microsoftは順調
ティッカーシンボルは$MSFTです
決算は全く問題ない銘柄です
Azureをコアとしクラウド事業を拡大しつつ
ゲームでの新ハード投入
ヘルスケア部門の拡大
景気拡大による広告需要拡大
等等、事業拡大を続けています
またクラウド事業の営業利益率がAmazonと比べて低いですね
この利益率は今後高くなりAWSと同じような水準になる、すなわち
まだ利益を増やせる余地があると考えられます
決算内容も問題ないです
EPS: $1.95 VS 予想 $1.77 ⭕️
売上高: $41.7B VS 予想 $40.8B ⭕️
売上高YoY +19%
Azureの前年同期比は+50%ですね。素晴らしいです
チャートで見るとだいぶ高い水準になってきていますね
なので今から入るのは少し難しい株価です
夏に向けてポジションを払いつつ
今年の夏が一つの転換期になるかもしれないと考えています
ジャクソンホールでの会合の後、テーパリングに関する発言は恐らく出てくるでしょう
実際の利上げはもう少し後だと思いますが、株価は先を織り込んで動いていきますので
PER高い株が嫌気されて売られるといったシナリオが想定できます
またその場合はグロース株だけでなく全面的に売り飛ばされる可能性が高いです
そのことを考えながら現金比率を高めつつ
今後も相場に向き合っていこうと思います