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FM HDV IWM QQQ VOO VT VTI 月資産サマリ 資産運用 銘柄分析

1月上旬の相場確認 相場は好調だが円高リスクがより怖い

投稿日:2023-01-15
更新日:

2023年1月も半分に差し掛かっています
全体の1/24くらいが終わろうとしているわけですね

いつも通り半月の相場を観察し、今後どうすべきか考えてみようと思います
前回の記事はこちらです。とにかく良いことがなかった年末でしょう
あんなにひどい年末も久しぶりでした

今回も以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます

VTI
VOO
VT
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM

結果としては
小型株が大きく輝き、逆に大型の伸びは小さい
円高は進んだが、今後1~2ヶ月でもう1段階以上の下げが来る
全体的には株が買える状態にはなってきているかも

といったところでしょうか
12月後半の元気の無さが嘘みたいに好調の期間でした
アノマリー的には1,2月は調子が良いので株価は更に伸びてほしいですが、、
テクニカルと、決算シーズンの関係で今すぐは複雑な状態かなと思います

VTIは+4.63%

VTIは+4.63%でした
1月効果(デットキャットバウンス)も少しはあるのかもしれないですね
毎日上がり続ける株価を見るのは本当に久しぶりです

テクニカル的には今結構重大局面にいます
上値を結んでいった線が丁度いま$200の少し下くらいにいるのと
前回の高値である$200が今まさに抵抗線で、ここでの戻り売りに耐えきれるか
という状態です

もしコレをしっかり越えられると、1年以上続くベア局面で一矢報いた、のような状態になります
来週は要チェックですね

VOOは+4.24%

こちらはS&P500です。いつもVTIと同じ動きです
VTIの構成の大半がVOOなので数字としてはほぼVTIと同じです
GAAMで15%くらいですかね

今回はVTIに劣後した数字でした

原因は明らかにGAFAM含む超大型株の数字が良くないことから来ています
この、小型のほうが数字が良い傾向はもしかすると暫く続くかもしれません

1年で見ると、VTIで述べたような重大局面ですね
50日移動平均線を上に突破できているのでその点はプラスです

前回の高値$375あたりを次は突破してほしいです

VTは+5.67%

VTは全世界株式を対象としているETFです
日本も一応対象になっていますね
ただ、大半はVTIなので大体はVTIと同じ動きになります

特徴としてはVTIを少しマイルドにした感じ、ですね
上がるのも下がるのも幅が小さいです

しかし今回はそれに習わずVTIより高騰しました

原因としては
ドル安によって他の国へのキャピタルフライトが起きていること
VOOのように大型が不振で小型株の成績が良いこと
この2つが考えられますね


最高値からは-16%くらいです
VTに限ると直近の高値をしっかり抜けきれており
50日移動平均線もVOO同様に上抜けしているので
今後新しい世界に入っていくのかもしれません

直近の動きはカップウィズハンドルにも見えますね
指数にこのようなテクニカル的な話をするのも無粋かもしれませんが、今後楽しみです

QQQは+5.52%

QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はこちらを参考に、Apple,Microsoft, Amazon, NVDIA, Tesla, Google... で40%くらいです
ただ最近はAAPLとMSFTで25%くらいですね
GAFAMでバランス良かった時代と比べて大分偏ってきました。

一方Zoom, U, CrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません
最近だとペプシコも上位銘柄として存在感を出してきましたね
METAは影が薄いです

上がる時はVTIなどと比べて極端に上がることで知られています
一方で下がる時は大きく下がる銘柄です

今回はこの例にそってVTIより大きな上昇でした
1月はハイテクも戻していたのですね、意外と言えば意外です

こちらは最高値から-30%以上を継続中でして
高値の奪取もまだ出来ていない状態です

買いのシグナルはまだ出ていない状態です
こちらのETFを暫く買う考えはないですね、、

ARKKは+15.2%

ARKKは破壊的技術、すなわちイノベーティブなテック企業に投資するETFです

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
EXAS ZM TSLA ROKU SQ PATH SHOPなどなどです
またハイテク系が割合多くなってきました
上がるときは極端に上がり下がるときは極端に下る
そんな躁鬱のようなETFです

今回は前者の極端な上げですね

ARKK自体は最高値から見ると-77%ですね
金利は高い状態が暫く続くとFRBが公言しているため
短期でここから復活することはないとみられている状態です

もう誰も興味はないと思いますが、どのような終りを迎えるのかは
きっちりチェックしておきましょう

HDVは+2.31%

HDVも上昇しました
本ETFはディフェンシブなものが多く
それ故上昇も下降も幅が小さいのが特徴です
今回はその例と同様のんびりと上昇しました
12月後半も傷は浅かったですし順調ですね

HDVの最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, CVX, VZ, ABBV, MRK, PFE, PM, MRK,PXDなどです
ちょっと前まではエネルギーが20%くらいでしたが
その比率は15%くらいまで下がってきました
この方がまだ健全かと思います

長期で見ると最高値から-2.9%です。他のETFと比べても傷が浅い状態です

ここ最近はエネルギー銘柄がしぶとく残っているため
まだまだ順調のようにも見えます

良いですね、円高さえ気にしなければ長期保有に向いている銘柄だと思います

SPYDは+5.05%

SPYDは大きく上昇しました

SPYDはS&P500のうちの高配当銘柄を上から100個並べたETFです
最近の銘柄はBKR, CVX, NEMなどですね。それより下はあまり有名ではない銘柄です
高配当銘柄なのですが、景気の影響を受けやすいETFです
小型系が多い銘柄なので、今回は大きく上昇しましたね

最高値からだと-8.57%です

前回から述べてますが
成績的にはHDVが随分と強くなってきたので
わざわざ不安定なSPYDを買う理由もあまりないかなと思っています

昔は高配当で株価が落ちやすいSPYD
配当は劣るが株価が安定しているHDV
といった棲み分けでしたが、今となっては配当も高いのがHDVですからね

IWMは+7.28%

IWMはラッセル2000に連動する銘柄です。要するに無名小型株の詰め合わせです
下落すると炭鉱のカナリアとして悲観相場が来るのではと言われています

小型株なので上がる時はガンガン上がりますが
下がる時もガンガン下がります。大きく持つのは避けたい銘柄ですね
また赤字企業もそれなりにあるので、利上げには弱いETFです

今回は大きく大きく上昇しました

最高値からは-22%です
こちらも、別に今買いたい動きをしているわけではないです

日銀政策変更のシナリオに沿う

米国債10年利回りはCPIの数字から頭打ちのような推移になっています
利回りが下がれば株式、特にグロース株にはプラスなので良いかなと思います

順調に1月から下がってきており、高値が切り下がっている状態でOKです
ただ下値を更新できていないかもしれないので、ここは要注意です

不穏なこととしてはガソリン価格がまた上昇してきていることですね
これは1月CPIの結果に悪影響与えるかもしれません

ドル円は米国経済悪化と日銀実質金利が1%になる噂が出ており-2.463%です

3月くらいに今のYCC(Yield Curve Control)を撤廃するか
実質金利を1%まで引き上げる話がありまして
その場合ドル円はいよいよ120円前半になってきそうです
そうなると米国株は買いやすい状態になりますね
120円から-10%は108円であり、一昨年くらいの水準となります
そこから更に円高に突き進む可能性もありますが、一旦は心地よい状態になっているのかと


ビットコインも久しぶりに息を吹き返しています
去年散々なことが多々あったので、悪材料出尽くしであったり
2024年の半減期に向けて買えると見る人も多いのではないでしょうか

イーサリアムも同様です
数年死んで良いなら少しくらいお金を入れて良い状態にはなっているかもしれません
おすすめは次のCPIの数字を見てから、、ですけどね

また、米国経済の弱さがでたことで新興国投資の妙味が大きくなってきています
今後さらにドル安が進み経済弱々になっていくならば
いよいよ新興国の出番かもしれません
この状態では米国の投資家が世界に目を向けるときが多いからですね

その他ウォッチ銘柄としまして
INDAは半月で+0.54%でした。今回のウォッチの中で最弱ですね

インド内需の方はSMINの方が良いともされていますね、そちらも見ておきましょうか
こちらはインドの小型銘柄中心ETFとなります


ポーランド、例えばEPOLも非常に強い状態が続きます
こちらはロシアに大きく振り回される国ですが
非常に良い会社も多く、次の投資環境としてふさわしいと思っている人も多そうです
今は朝鮮戦争の日本のような状態ですね
半月で+9.51%です。素晴らしいです

ただ、今後ウクライナがロシアにすぐ勝って戦争が終わるのは考えにくく
何処かで利食いしないとなと思っています


後は最近話題のFMですね
iシェアーズ MSCI フロンティア & セレクトEM ETF です

詳しくはこちらを見ればよいのですが、構成はベトナムが2割
ナイジェリア、バーレーン、ペルーが7%ほど
ルーマニア、カザフスタン、、となっていきます

今後どのように動いていくかは注目です
今回は+3.42%でした

FMは一回上がりだすとずんずん上がっていく銘柄ですね
これは出来高が少ないため、他の大型銘柄から資金が抜けて流入した場合に
株価が上がりやすいといった側面があるからです
今後は少しチェックしたほうが良いかなと思います


米国株はいま好調ですが、米国株投資でそれより怖いのはドル安円高かもしれません
円が120円台前半になってきたらより買えるようになるかなと思います
そうなるのは2,3月くらいですかね。特に3月は一旦相場が崩れる可能性もあります
さらに欧米諸国が政策金利を頭打ちしていく中で日本だけ金利が上がると
より円高が進んでいく可能性が大きくあります


そのリスクを考えながら米国株投資をしていきましょう

為替をごちゃごちゃ考えても数年後はわからないですからね



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