色々と衝撃的なニュースが入ってきました
南アフリカで新型コロナウイルス変異株の発見
WHOは懸念すべき変異に認定
といったものですね
米国株はこれを受けて11/26から大きく下がりました
VTIはここ一ヶ月の伸びを帳消しにした感じです
上がった銘柄は$PFE, $BNTXのワクチン銘柄、$ZMなどのリモート銘柄
下がった銘柄は$CCLなどのレジャーや$XOMなどのエネルギーなどなどです
例えば$PFEは以下のように大きく跳ね
$CCLは以下のように大きく下がりました
本日11/29もどう動くかはわかりませんが、注視が必要です
またVIXは+54%まで動きました
30を超えると震えてきそうな状態ですが
28の今はまだそんなに怖くはない、、ですかね
ドル円も、円買いが殺到し大きく動きました
有事の円買いですね
11/29現在米国や日本などではこの変異株は確認されていませんが
まあ間違いなく入ってくるでしょう。これは時間の問題です
さて、これらに対する対応を考えてみましょう
といっても今はまだ慌てて動かない、が答えになるのですが、、
ウイルスの評価はまだ不明
さて、このウイルスに対して言われていることを纏めてみますと
変異の箇所が多くデルタ株が10個程度の変異に対して、本変異株は30種類以上
とのこと
また、以前世間を騒がせたデルタ株からの分岐ではなく
ベータ株に似ているかもしれないという話が一つあります
ファイザー($PFE)やバイオンテック($BNTX)は以下のような声明を出しています
今後2週間でデータを揃える
この結果によってワクチンを少し変更するか検討する
変更の場合100日ほどで生産可能
といったものですね
また、一度承認を得ているワクチン技術なので
このマイナーチェンジは再度FDAの審査が入らない(=すぐ使える)
点は押さえておく必要がありそうです
同様にモデルナ($MRNA)は60日以内で決着をつけ
製造には数ヶ月かかるという報道です
$MRNAはBooster-shot(追加接種)に関して
この変異株に対応したものにするか
従来のものと混合とするか
従来のものだけでいくか戦略を立てると発表しています
なおコロナウイルスには、懸かってしまった人に対して
経口薬もありましてFDAの審査中です
これは主にメルク($MRK)とファイザー($PFE)が発表しています
ただ$MRKは従来のものに対して少し効き目が弱いかもと言われており
ここは要注意です
経口薬は高い確率で変異株にも効くだろうと言われていますが注意すべき箇所です
さて、この変異株でわかっていることは
感染の速度が高いことであり
わかっていないことは
-重症化リスクの高さ
-ワクチン無効化リスクの高さ
-経口薬無効化リスクの高さ
です
この点を今評価しているという段階ですね
特にポイントとしては重症患者がまだ少なく
無症状患者が多いということです
一般的に変異が進むと毒性は弱まると言われます
この点は引き続き注意です
現在のマーケットは確かに逃げの一手になっていますが
調査結果を受けてから動くのでも遅くはないかなと思っています
デルタ株の推移を確認
さて、新型コロナウイルスの変異に関しまして
デルタ株の伝播を確認してみます
WHOは5/11にデルタ株を"懸念すべき変異株"に認定しましたが
そのあと全面的に広がりを見せたのは数ヶ月あとです
今患者は増加の一方ですが
この患者の罹患している株が今の変異株に置き換わるのは時間がかかると思います
最悪の事態は感染力・毒性も極めて高く
かつ従来のワクチンが効かないシナリオですが
今の変異株に置き換わるまでの時間のうちに
ある程度コロナワクチンが出荷ができる目処が立てば
緊張感はだいぶ薄れるのかなと感じています
もちろん、そうでなく毒性が低いシナリオが好ましいのも事実です
新型コロナウイルスの患者数の推移は今まで以上に気を遣う必要がありそうですね
極度に悲観にならず、注意深く
これらのことから今はまだ判断できる情報が少ない認識です
ここ1,2週間で諸々わかってくると思いますので
それまでは情報をしっかり集めたいと思います
この時点で全降り、売りというのは考えていません
新型コロナウイルスワクチンが
遅かれ(Modified Version)早かれ(Original Version)
使えるだろうということがわかれば
例えば去年3月のコロナショックのような、絶望的な事態ではない認識です
あの時は手立てが一切ない状態でしたが、それに比べればましですかね
まずはしっかりと情報を集めながら相場と向き合いたいです