先週の8/26にジャクソンホール会議、並びにパウエルFRB議長の講演がありました
本会議は毎年開催されており経済政策の学術的な箇所を話す場として知られています
一見FOMCとも無関係に思えますが、主要な人たちはきっちり会見をするので
そこでの発言に対しては毎年注目されています
ただ、去年一昨年は新型コロナウイルスの関係もあり
株式市場はあんまり反応しなかった印象があります
個人的にも、パウエル議長は今年も当たり障りのないこと言って終わりかな、と思っていました
ちなみにジャクソンホールとはワイオミン州ジャクソン市いったいのことを指します
ホールは'hole'であり、'hall'でないんですよね
谷のことを意味している自然豊かな観光地です
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早期の利上げを改めて否定
Liveを見ている時の速報としては以下のようなものでした
パウエル議長、早期利下げを改めて否定って感じですね
— さばかん (@curtot45) August 26, 2022
こちらでも確認できますので貼っておきます
パウエル議長の発言としましては
- インフレの長期化を避けることが第一
- 引き締めが終わってもすぐ緩和に転じるわけではない
- インフレがトレンドとして沈静化されていることを確認することが重要
- それまでに引き締め続けることが大事でそれは必要な痛み
- インフレが沈静化できないことが一番怖い
要するに株式市場のことは助けないよ、インフレ退治が第一だよ
年末くらいに利下げするとか思われてるけどしないよ
不景気なってもインフレよりはマシだから我慢してね
というものですね
この発言から怒涛の売りが始まり、ダウ平均は-1000を記録しました
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-1000を叩き出すのは久しぶりですね
新型コロナウイルス騒動の時は良くサーキットブレイカーしていた認識ですが
今回はそんなに大きな騒ぎにはなりませんでした
どのセクターも大体同じくらい下がり、VTIは-3.21%
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QQQはそれより大きく-3.86%でした
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金融緩和の否定はグロース銘柄にとって特に大きなダメージです
そのためARKKのような銘柄が一番大きく落ちました。-6.18%です
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今までは利下げがすぐ来ることを織り込んで株式が動いていましたが
それを否定された形になりました
リスク比率の削減
これを受けて私も株を整理しました
今持っているのはずっと持っている高配当系が中心になります
VTIなどは7月中旬から掴めていたので+5%ですね。
1000万円ほどで50万円プラスなので悪くないです
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石油系は一部残しています。昨日も急騰していました
これに関しては良いシナリオと悪いシナリオが50:50くらいです
良いシナリオとしましては冬の時期が近づくにつれて一部銘柄は業績が良くなるだろうということです
特に天然ガスは暖房に使われがちなので当てはまります
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天然ガスだとAR(アンテロリソーシーズ)などが良い成績を残しそうです
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どちらも今回の暴落には巻き込まれていないことが良くわかります
また、XOMなどが破壊的に行なっている自社株買いに関しても
来年から税金がつきまとうようになりました
そのため今年で一気に自社株買いをして株価を上げてくる可能性は残っています
悪いシナリオとしましては、全体的な株価下落の影響はみんな受けるということです
例えばXOMはVTIやHDVを始めとするさまざまなETFに組み込まれています
他の株価が下がって指数となるものも下がった場合、
ETF管理会社はその分の個別株を売却していくので
結果として個別株の下落を招きます
よくARKKが一気に値を下げているのは
この個別売却とETF指数下落が悪循環を招いているからですね
なのでXOMもどこまで安泰かはわからないです
また、来週から9月(2023年度)に突入すると全ての株価が大きく下がることを想像します
9月は例年平気で5%くらい下げている年です
今年も、今のような状態だと買い圧力がなさすぎるので
大きく売られ続けるシナリオが考えられます
その場合、10月くらいからエネルギー銘柄について考えても良いかなと思います
もしかするとその頃には不景気予測がされているかもしれません
不景気になるとエネルギーにも弱材料なので注意が必要です
10月くらいからまた、何か変えれば良いのですけどね
今は一ヶ月しっかり耐えようと思います
高配当銘柄は下がった時に買い増ししているだけなので
基本的に保持を続けられて大変助かります
勝手にキャッシュが入ってくるのも個人的には楽で良いです
今後リセッションになるならもう少し高配当銘柄を摘んでおきたいですね