2021/2終わりから2021/3にかけてグロース株が暴落していきました
これの主たる理由は景気回復が想定されて米国債が売られて国債金利が上昇したからですね
特に投資家は国債の中でも10年国債を気にしています
これは10年国債がローンの金利のような重要な金利の算出の基本になっているからです。
金利が上昇すると特にグロース銘柄にはダメージがあります。これは成長のため投資が必要不可欠な会社にとって、金利が上がることはキャッシュフローが悪化することを表すからです
(借金が利息1%で借りられていたものが5%になった場合、ダメージが大きいのは赤字を出しており手元のキャッシュ確保に苦心するグロース株であることが多いです)
一般的に10%以上の下落は調整と呼び、まさにグロース株はその調整局面ですね
一方で、良い決算を出していた銘柄も同様に落ちているケースが散見されます
この様な銘柄の買い時はそろそろなのでは、と思います
$CRWD
27%下落後9%ほど戻しています
$179を割らない水準なら買っても良いのではと思います
とくにクラウドストライクは決算がとてもよく、財務状態も良いため持っておいても良いのではと考えます
$OKTA
29%下落後 6%回復
$OKTAはこの$208あたりに強力な下値サポートがあります
ここを下回ってしまうと転がっていきそうなチャートです
企業の決算は言うことなしなので買ってみるチャンスではと思います
$SQ
28%弱下落しましたが、10%ほど戻っています
これは比較的戻りが良い部類ですね。これはARKK銘柄でもあり、ARKKが買われて行ったことも要因の一つと推定します
スクエアは決算は良いものの、利益がいまいち伸びないジレンマを抱えている企業です。
そのようなことを理解した上で購入するなら良いと思います
買わない選択肢もある
いずれの株にしても去年は需要の先取りの様な好決算を出してきた銘柄なので
2021年は少し伸び悩みが懸念されます
上記の様な銘柄は2020年一発屋、と言うほど情けない銘柄ではないのですが
それでも今後3年5年どうなるかは分かりません
このようなバブルの中では
有象無象の新興企業が大量に産まれては
数年かけて大量に淘汰される
ことを歴史が証明しています
上記の様な企業がこの淘汰の中、生き延びれるのかの保証は全くありません
そのリスクをとりたくない場合は素直にQQQやVTIなどのETFを買い増して行った方が良さそうです