米国ではワクチン摂取数が3億回を超えました
ワクチンの普及に伴いコロナ感染者数が大幅に減少しております
これにより、コロナによる規制もかなり緩和されてきており
バーOK, パーティOK, 野球OK、、と
かなり日常が戻ってきているように見えます
実際に米国人とMTGすると、今日はBBQだぜ。えっ日本ってまだマスクしてんの?
みたいなマウンティングを最近されるようになりました笑
まあ笑い事ではないのですが、、
さて、このように規制・ロックダウンがあった時期を経験し
それが解除されると、人間というものはいつも以上に羽目を外しがちになります
パーティを開き
お酒を飲み
会えなかった人に会いにいく
イベントに積極的に参加する
といったことが毎年以上に盛んになるわけですね
いわばバブル・特需といったような状態になります
似たような話としてはスペイン風邪後はベビーブームがきたとも言われています
このように、特需の恩恵を受けそうな銘柄を探し出せて
今まだコロナの影響で落ち込んでいるものがあるならば
儲かるチャンスがまだ残っているのかもしれません
すこし銘柄を見てみましょう
Carnival ($CCL)
ほぼ操業ができていないため前の決算では❌ でした
クルーズ船はコロナ後の伸び代が大きい産業のうちの一つです
実は自由旅行より先にクルーズ旅行が解禁になるのでは、と個人的に考えています
国に出入りする人も把握できますし
搭乗者はワクチン摂取済みであることが確認できたらクラスターも起きにくいのではと考えるためです
まだコロナ前の値段から40%近い差があります
すなわち株価自体の伸び代は十分にあると理解できます
持っておくに値する銘柄ですね
懸念としましてはコロナに関する逆風が強まった場合
すなわち既存のワクチンでは全く対応できない変異などが発見された場合に
旅行がまた遠ざかり、株価が落ちる可能性もありますが、RNAワクチンであることを考えると
完全にワクチンが効かなくなる可能性は低いかなと考えています
また、今結構な赤字を垂れ流しているわけですが
倒産のリスクは今のところかなり少ないです
Lyft($LYFT)
米国で純粋なライドシェアを提供している企業です
決算は⭕️ でした
株価はコロナ前より10%以上の上昇となっています
特にライドの数が急上昇して生きていることがニュースになっていますね
今後ますます人の移動は盛んになるため
多くの人がこのようなライドシェアサービスを使うようになると考えられます
またこの会社は北米でしか操業していないため
世界でのコロナワクチン摂取遅れなどは関係ありません
非常に魅力的な銘柄ですが、懸念点もあります
このようなライドシェアサービスで働いている人はギグ・ワーカーと呼ばれています
ギグ・ワーカーは個人事業主とみなされるため
会社から保険などをかけてもらえないことが問題になっています
そのため、事故などを起こしたら自己責任になります
元々米国は自己責任論を展開していたのですが
民主党政権になってからここを方針転換しました
すなわちギグ・ワーカーにも社員と同等の扱いをしようということです
当然この決定はライドシェアを運用する会社にとっては不都合になります
責任範囲が広がり余分な出費が出てしまいますからね
こういった理由で上値が重しになっています
買う場合はこの議論を見逃さずにおきたいですね
Uber($UBER)
LYFTと同じライドシェア企業です
決算は売上が❌ でした
株価はコロナ前より+20%以上です
Lyftと違うところは
Eats事業もかなり大きく稼いでいる
=アフターコロナで失速する可能性がある
世界中でライドシェア事業を展開している
といった点です
これらは、いま米国での急速なコロナ感染者減少ではマイナス要素になるかもしれません
後、自動運転技術も手放してしまったため
今後この企業がどういった選択をして事業を伸ばしていくのかは少し見えにくいです
企業規模は UBER >> Lyft なのですが
コロナから回復幅といった点だけで見るならば
Lyftの方が魅力的かなと個人的には考えます
GoodRx($GDRX)
米国で処方薬のサブスクリプションを展開しています
決算は△でした
2020年9月に上場したため、コロナ前の株価はわかりません
この企業は、人が処方薬を買いに薬局いく時に
自分の位置から一番近い処方薬を提供している薬局を見つけ出してくれるサービスを提供しています
つまり、人が街に出ないと儲からない企業仕組みになっています
米国では漸くコロナでの病院圧迫がなくなり
人々がコロナ以外でも病院に行けるようになり
すなわち薬局に行くことも前と同じように増えてきました
なのでその点ではこの企業が儲かるシナリオは描けそうです
また新興・サブスクリプション企業なので
うまく市場を掴めたら一気に売り上げ高が大きくなっていく可能性があります
そういった可能性は秘めている企業ですね
コロナで嫌でも健康管理というのはトレンドになったため
健康管理のため病院に行く人も今後増えるかもしれません
一方決算の出し方というか、アナウンスがあまり上手ではないため
投資家との関係がまだうまくない企業かなと感じています
また、いくら人が街に出ると言っても
病院に行く人間が急に倍になるわけではないので
コロナ後だ、といった理由だけで
急激な売上増加があるかはまだクエスチョンマークです
あるならば上記のようにファーストペンギンによる市場把握での売上増ですかね
Hawaiian Airlines ($HA)
ハワイに拠点がある航空会社です
決算は❌ でした
株価はコロナ前に戻ってきています
経営陣はそこそこ優秀な人が多いイメージです
$HAは6割が国内路線でして
今年はアメリカ国内旅行・すなわち国内路線での利幅をとるのではないかなと想定されます
特にアメリカ国内からの需要は大きくなりそうです
一方売上の残り4割である海外旅行客はまだ時間がかかる見通しです
クルーズ船と比べて先に海外旅行が許可されるのかはまだわかりませんが
こちらもニュースを追っておく必要ありです
欧州の一部では、ワクチン摂取済み海外旅行者の受け入れを始めるとアナウンスがありましたね
世界の動きを見極めたい
世界でのワクチン摂取率の増加率がキーポイントです
ワクチンの増産も問題なく行われてはいますが
いかんせん摂取率が上がらないと上記銘柄は目立てません
それらを鑑みて
経済再開時の人の動き
海外旅行の見込み
などを考え、しっかり入る銘柄を見定めていきたいです
あまり欲張りすぎてポジションとってもこの夏にふっとばされるかもしれないので
じっくり、損は出さずに見極めていきましょう