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資産運用

かつて金融資産が5000万円を越えた時に感じたこと

投稿日:2024-11-11
更新日:

ここ一年以上、円安の影響もあり
米国株などを大量に持っている人たちの円換算した資産額はみるみる増えているような気がします
長期的には円安は継続トレンドですので、あまり良いことではないのですが、ね
特に円安は輸入大国の日本の場合、エネルギー高、物価高を引き起こしやすいので
行き過ぎた円安は是正すべきというのがお偉いさん方の考えです

一方で日々の生活コストなどを考えましても
5年くらい前のドル円110円前後の頃と
今の150円くらいの頃と比べまして
150/110の1.36倍までにはなっていない認識でして

(特に生活費の大きなポーションを占める住居費の賃貸価格は5年前+10%くらいのところが多い印象です)

円安>物価高 が日本だということで
まだ一時的に円安のありがたみを感じた人は多かったのかと思います

さて、そんな中、2020年ちょっと前くらいから相当額を米国株に突っ込んでいるサラリーマンたちを見ますと
概ね資産3000万円や5000万円突破、という投稿が多いように感じます

3000万円はみんな大好き以下の図でのアッパーマス層
5000万円だと準富裕層の位置づけになります

これは野村総研作成の図でして
求められている経済活動と直近の円安を鑑みますとあまり適切ではないかと思いますが
あくまで定点観測的なものなので、そこはそこで、空気を読みましょうとのことです

この図は、人がより上位の層にいることを意識させ
高級品を買わせたりするようなことに使われるのが主です

求められている経済活動の定義的には、直近の円安と物価高を鑑みますと
アッパーマス層 5,000万円
準富裕層 10,000万円
なのかなと思います

ので、正直資産5,000万円で準富裕層、というのは(笑)ではありますが

いずれにせよ、5,000万円というのは一つの区切りとして良い数字であり

資産形成を始めた人が目標にする数字の一つであるはずです

ここにたどり着いたのは随分昔のことですが、
感じたことを残しておきます

結論

30代の3人暮らし世帯で資産を5,000万円だとしますと

そのうち300万円を生活防衛費として日本円で確保
残4,700万円を年利3.2%で運用しますと
(頑張って年利4%の配当として、20%の税金を考慮
年150万円が配当でもらえるようになります

配当でなくても、4%切り崩しのトリニティースタディーでも同様に
税金20%を考慮して、年150万円ですね

ここから生じる余裕から
よりよいお金の使い方などを少しずつ考え出していく
すなわち、お金を使うフェーズになり始めていくのが資産5000万円なのかなと思います

また、自身の資産や給与に執着しなくなりました

ここのあたりは人それぞれですので、あくまで私の感想ということを念押しさせていただきます

不労所得で家賃はまだ払いにくい

4700万円を3.2%で運用すると年に約150万円の所得になります
月換算で12.5万円ですね

都内の3人暮らしマンションは15万円位が普通(上は考えない)なので
(こちらを参考にしてみました。板橋区1LDKで15万円とかなり苦しいですね)
それだとまだ足りない、のような感じです

なので、家賃を払うことは難しく
FIREなんて出来るわけがないことがよくわかります

一日の変動が給料を越える人もいるかも

資産3000万円を越えるとよく言われることとして
株式などリスク資産の変動が一日で給料を上回る、があります

資産3000万円のときはあまり感じませんでしたが
5000万円だと、そういったこともあるのかな?という感じです

なお、一日で株価の変動って1%が結構ある、2%は稀にあるという具合です
(インデックス系をみています

4700万円を投資に回しているとして1%は47万円です
個別株に全部突っ込んでいるわけでもなければ
給料レベルの上下が発生することは、年に数回あるか、といった感じですかね

例えば月80万円手取り60万円だとすると
一日で2%以上の変動が発生するとこのような事態に出くわします
特に今年は一時的に円高と株安のダブルショックが発生したりしたので
合計5%以上の下落、すなわち
一日に200万円以上吹っ飛んだひともいるのかなと思います

ただ、この点であまり個人的に実感がないのは
自分の給与や資産額にそれほど執着しなくなってきた点が大きいかなと思います

あれ、今の自分の手取りいくつだっけ、とか
5年くらい前の自分だったら考えられない振る舞いが多くなってきたと感じます

ポートフォリオの分散を意識しだす

性格によるかと思いますが、人によっては3000万円、5000万円でポートフォリオの分散の意識が強くなっていきます

1000万円の場合はS&P500が100%のような攻めのポートフォリオでも許容できるでしょう
でも3000万円、5000万円の場合は少し守りを意識します
具体的にはHDVのような高配当銘柄を入れたり
オールカントリーを入れたり
金銀プラチナを数%入れたり債権について考えたりですね

分散投資という面で不動産に手を出す人もいた印象があります
頭金が必要なのと、5000万円程度の貯金とレバレッジで買える物件で儲けをしっかり管理できるかは結構難しいことから
勉強が必要な分野ではあります

また買ったら放置ということもいかなくて
定期的なメンテナンスや入居者への営業などの支出もあったりして
不労所得というよりかは、副業の間隔です

個人的には債権はまだ入れるレベルでないと思ってます
働いている限りは債権は必要ないですが、
金銀プラチナは少しだけ持っています

コレ入れると安定性は増しますが当然利回りは低下します
そういった意味でも変動の大きさはそれほど大きくないかなとの印象です

また、逆の意味で仮想通貨などを少し保持することもできるでしょう
個人的にはポートフォリオの10%までというルールを定めていますが
爆発的に価格が伸びて利確ができたときはその恩恵を受けられるかもしれません

仮想通貨に関しては売却益を狙うだけだなく
持っているだけで利益を稼げるような仕組みを上手く使っていきたいですね

資産形成速度の上昇はあるかもしれないが実感に乏しい

上記と同様に、リスク資産が4500万円を超えていきますと
上げ相場での資産形成速度の上昇は感じやすくなっていきます

ただ、リスク分散も意識しだす金額かなと思いますので
これも思ったよりかは感じられないかなと

一方で直近のバグったような円安株高の影響で
急に100万円評価額が増えた、ということはあったりします

しかし自分の問題としては
もはや一日一日の資産の動きには無頓着になってきているので
体感として急に資産が増えた感はないです

お金の使い方を考えるようになる

サラリーマンの場合、給料が毎月入ってくるのがありがたい限りですよね

基本的にはそのキャッシュフローの中で生活するのが基本かと思いますが
更に↑で書いたような年150万円ほどの浮いたお金が発生して

少しずつ、お金の使い方を意識する人も増えてくるのではと感じます

ただお金というのは貯めるより使うほうが難しいというのは
本当にそのとおりでして

いざ5000万円ためて、さあ何に使うか、となると
途端に困る人も多いのではと感じます

特に20代30代でお金を多くためてしまった人は
そのような習慣と結婚してしまった方が多いので
急にそれと縁を切れ、といっても難しいのがよくわかります
また、飲み会や人との付き合いを絶って来たことで
資産を形成してきた人も一定数いると感じますので
今更それをすることも勇気が必要となります

そういった闇の中で、自分がお金を使って何ができるのか
あるいはどのように社会やコミュニティに貢献できるのか
を考えていくフェーズなのかなとか感じたりしていました

特に30代近くになりましと
結婚や子どもが生まれて生活が変わっていく人も多くいると思います
自分以外のなにかにお金を使って行けると良いですよね

特に健康とかそういう箇所ですよね
お金で解決できることは解決していく、という考えになっていくようになります
いくらお金持っていても病気は治せなかったりしますので

日本のものにお金を落とすようになった

たとえばネットスーパーではAmazonより楽天を選んだり

外でなにか食べるときは外資のチェーン店より個人商店を選んだり

なにか買うときのメーカーでも日本のものを選んだり

こんな感じに日本のものにお金を使うようになってきます

お金の使い方その1、ということですが、
返せるうちに日本のものに対して還元していきたい、と考えていくようになりました

人に相談することが難しい

自慢してよいことはない、って点がひとつ

今の時代リスクも大きいですし、こっそりと資産をためて生きていくしかないのです

難しい箇所としては、人に相談ができない箇所ですよね

同じような生き方をしている人・参考になる人がいるのかいないのか
身近にいるのかよくわからないので(ネット上ではゴロゴロいますが)
誰かに相談しながら人生について考えていきたいですよね

資産の目標は一体どこにあるのか

漠然と5000万円到達を目指していると
いざ到達してみても何も変わらない人生であることがよくわかります
上記書いた通り家賃払えるかは微妙なんです

3000万円じゃだめ、5000万円もあまり変わらない
では1億円ためたら変わるのか、きっと変わるだろうと期待をいだき
また資産形成のラットレースに進んでいくわけです

ただ、個人的にはこの5000万円から資産形成の速度が落ちる人もいるのではと踏んでいます
私もそのうちの一人でして、↑に書いた通りだんだんお金の使い方を考えるようになってきまして
その結果、依然ほど資産形成に100%コミットできなくなる人がいるのではと

まあ、このように考えられる人がいればまだマシでして
そうではなく目標がないひとが一番怖いかなと感じています
次は6000万、7500万、1億、、と
上を見るときりがないので
自分はなんのために資産形成をしているのか
どのような人生を過ごしたいのか

ここのあたりをしっかり理解しておかないと
いつまでたっても心に余裕のない人生を過ごすことになってしまいますね

目標、ひいては人生の意味を考えてみる良いタイミングなのではないでしょうか

円高に怯える人もいる

コレは外国株式投資をしている人の習性で、自分が感じたわけではないのですが一応

とくにここ2年で円安がとんでもないことになっており
それで円換算で資産額が伸びたと言っている人が多く居ます

個人的には円換算なんてクソだと思っているので、あまり賛同しませんが

どんどん円の経済規模が小さくなっているこれからの世界で
円を使ってまだ決済していくと考えている人たちならばそれで良いかなと思います

今の極端なドル高円安はドル円金利差によるものが一部あり
今後数年でそれは少し是正されていくと思われるので
多少円高リスクがあると考えられています
なので、ドル資産に全ツッパしていると
今後円高が起きた時に心穏やかでないことになる人もいると考えます

特に円は一時的に20%くらい円高になるリスクは十分にあります

自分にとって心地よいリスクとの向き合い方を示さないといけないですね

人生の節目

まとめてみると、人生でなにか変化させようとする節目の一つが5000万円になるのかなと思います

ためた資産や生活習慣に裏付けされる余裕に裏付けされて
今までの、余裕のないサラリーマン生活から少しずつ脱却していき
自分らしい生活とは何なのかを理解していきたいですね

以下の三菱サラリーマンさんの本はいつも参考になります

-資産運用

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