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TSLA 資産運用 銘柄分析

[TSLA] テスラ2021年度第3四半期決算結果良し 利益向上・株価上昇で買うべきか

投稿日:

テスラ、 Tesla, Inc.が2021年度第3四半期決算を発表していました
みんな大好きイーロンマスクが率いていた会社ですね
彼はいろいろお騒がせな人間なので、テスラという会社も毀損が激しい会社でした

低温で車が止まった、
工場が建設できなくて車が雨ざらし、
仮想通貨で儲けている、
排出権で儲けている、

などなど悪い噂は誰しも一度は耳にしていると思います
私もコロナ前はテスラ(笑)のような印象でした

しかしここ数回の決算の数字は刮目すべき必要があると感じています
前回の決算でも本業で稼げるようになってきたと書きましたが
今回の数字を見て改めて、
真の一流企業になってきたという印象を強く持ちました

数字は文句なし

プレゼン資料はこちらから

2021Q3結果予想評価
EPS$1.86$1.58⭕️
売上高$13.76B$13.62B⭕️


売上高前年同期比 +57%
前年同期比は前期が+100%近かったことに対してスローダウンしていますが
半導体不足で自動車メーカーが生産停止を行っている中
素晴らしい業績の伸びだと感じます

自動車メーカーでの重要な指標は以下2つです
・生産:237,823台(YoY+64%)
・納車:241,391台(YoY+73%)
問題ないですね

年間生産台数は100万台を超えられそうです
今後数年も年平均+50%の成長を見込んでいることで
非常に順調ですね

その他、
太陽光発電導入量 83MW YoY +46%
エネルギー貯蔵導入量 1295MW YoY +71%
テスラが大きくなりすぎると、ここのあたりは分割されそうな領域ですが
車の製造販売以外でも順調ですね


ベルリン工場、オースティン工場共に、工場立ち上げは順調です
2021年末までに、両工場でModel Yの生産を開始することを目標としています(計画に変更なし)


後、注目はトラックですね
自動車市場の本丸・物流のラストワンマイルはトラックでして
自動車販売はトラックでいくら儲けられるかと言っても過言ではありません

テスラはEVトラック "セミ"を2022年から生産開始します
サイバートラックと並んで要注視です


トラックまで抑えると、テスラは完全に自動車業界の雄になる可能性があります
このニュースも動向を追っておきましょう

一番注目すべき箇所は営業利益率ですね
この数字が14.6%で過去最高で、予想をクリアしています
修正EBITDAも23.3%なので大きく利益が出せる体制となっています

一昔前は、車を作れば作るだけ赤字になり
仮想通貨と排出権取引で無理くり黒字を出していた会社でしたが
完全に車を売れば売るほと儲かる会社に転換しています
認識を大きく改める必要がありますね

決算の後
米国レンタカー会社最大手のHertzが
テスラ車を10万台納車することを発表していました
米国・欧州では完全にEVの流れがきています

新型コロナウイルス騒動で
去年経営破綻をしていますが
アフターコロナで再出発をしている企業ですね

株価は大きく上昇

株価は決算後一時的に下がりましたが
先述したHertzの納車ニュースにより大きく上昇しています

$900~950くらいで窓を開けて上昇していますね
今後株価が下がった場合、この$900まで窓を埋める展開にもなりそうなので
焦って買う必要もないのかもしれません


買いたい銘柄

テスラは珍しく、買いたい銘柄のうちの一つです
決算がしっかりしており
数年先の未来も暗くない
(良くも悪くも)低炭素時代に逆行していない
中国懸念はあるものの、欧州米国にも工場をつくり低依存にしようとしている
車を売れば売るほど儲かるフェーズに
懸念だった財務状態は健全に
成長率は問題ない

のような点からですね

悪い点を挙げてみますと
中国問題は引き続きあり
たまに酷い公募増資を行う
新工場での生産が、需要とマッチしてうまく稼働していくかは大きなリスク

といったところでしょうか

もともと、米国は車作りに大きな執念を燃やしてきた国です
広大な大地を縦横無尽に動き回るためには
電車ではなく自動車が不可欠な国です
大昔のGMから始まり、そこは変わっていません

そしてその物作りは、TOYOTAが大きく壊していき
米国でのTOYOTAイジメがおき
今に至っています

しかしここでまたルールを変えることで
完全に米国のための、米国の企業が、米国有利にものを販売できる時代になってきています

これは、EVとガソリン車では全く内部構造が異なるため
TOYOTAでもすぐ参入できるわけではないからです


中国もそれに駆けつけて超低価格のEVを販売しようとしています
今度米国がいじめる対象は去勢された日本ではなく中国であることは大きく明らかです

その米国による保護の対象がTeslaになるわけですね


いろいろ考えても投資には対する企業かなと思います
良くも悪くも米国らしい企業のため
米国に投資するなら、見ていて良い企業です





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