米国での通信事業を営むAT&T(ティッカーシンボル:T)が第1四半期決算を発表していました
EPS: $0.86 VS 予想$0.78 OK
売上高: $439M VS 予想$429M OK
なかなか良い数字ですね
携帯加入者数 +360万件 VS 予想 +307万件
なのでこちらもGoodでした
失敗だと噂された、傘下のワーナーメディアが手掛ける動画配信サービスである
HBOマックス加入者は +270万人で6400万人 です
2021年末までに6700~7000万人加入といった目標もこのままいけばクリアできそうです
株価は本決算を受けて+4%ほど上昇し、キープしております
携帯電話契約者数の増加
メディア事業の好調
これら二つが牽引しました
今まで$Tは上がってもすぐたたき売られる(配当権利落ち日に売り飛ばされる)
ことが多かったのですが、今回の持ち堪え方をみますと
トレンドの転換となった、そんな気がします
コロナ規制緩和の恩恵を受ける企業
米国では引き続きコロナ規制緩和が続いています
外でお酒が飲め、映画が見れて、国内旅行ができる、、
この恩恵を少なからず受けるのが$Tです
外出する人が増えるならば携帯電話の重要性は上がるため
今後も携帯電話の新規加入者は増加すると思われます
また映画館で映画を見る人も増えるはずです
特にゴジラVSキングコングの興行収入は米国だけで$80M 以上あります
この調子で4~6月期も順調に数字を伸ばしていくはずです
心配な点としてはオンライン配信の売上が鈍化するかもしれないということでしょうか
Netflixの配信事業は、1~3月に新規加入者が大幅に減って
その結果株価も大きく下がりました
同社は制作遅延によるコンテンツ不足をあげています。
ブームになりすぎて供給が追いつかなくみんな飽きてしまった感じです
AT&Tの参加のHBOマックスもそうなる可能性は少なからずありますが
一方でNetflixの加入者は2億人超え、HBOマックスの加入者は6400万人とまだまだ大きな差があります
これはNetflixに飽きてしまった加入者をHBOマックスに取り込めるチャンスがある意味にも取れます
ここのあたりは次の決算以降も要確認ですね
AT&Tの映像配信事業は
Netflixなどと違って映画館で映画を実際に流せる為
多少オンラインでしくじっても映画館の売上で取り戻せる、、
そんな気もしています
5Gの普及と共に未来は明るい
$Tは高配当銘柄として知られていますが
コロナショックからなかなか立ち上がることができず
株価も低迷が続いていたので
この好決算をきっかけに2021年は成長の年として欲しいなと個人的には思います
まだ配当も7%近くある物凄い事態のため
株を購入してインカムゲインもキャピタルゲインも狙える状態なのかなと考えています
以下の5年チャートの通りまだ株価の上昇余地は存分にあるので。本当に
また(ブームは去りましたが)5Gの本格導入が粛々と進んでおります
AT&Tは米国で5G事業のリーダーでもあるので
長期的にみてもまだまだ良いストーリーは転がっていると思われます
その良いストーリーに沿った良い決算をこれからも出して欲しいなと
そう願っています