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HDV IWM SPYD VOO VT VTI 資産運用 銘柄分析

12月上旬の相場確認 FOMCで大きな下落 年末上げはあるのか

投稿日:2022-12-16
更新日:

12月も下旬になりました
後二週間もすれば2023年になりますね
この一年はどのように締めくくりましょうか

いつも通り半月の相場を観察し、今後どうすべきか考えてみようと思います
前回の記事はこちらです。ドル円に引っ張られてトータルでマイナスといった内容でした

今回も以下のETF動向を伺ってみました
ETFは全体の動向を掴むには最適かと思われます

VTI
VOO
VT
QQQ
ARKK
HDV
SPYD
IWM

結果としては
今何も買える状態ではない
といった状態です

諸々の経済指数の発表などで米国経済の陰りが強く出てきまして
ドル円が下落、株式が上昇と行ったトレンドになっています
ポイントとしましては、円換算で見た場合あまりプラスにはなっていないということですね

なので、泣く泣く円も抱えながら資産運用が無難かなと思います
一方で新興国投資への旨味が出てきているので、そちらにも少し投資しても良いかなと考えます
ただ中国は政府の顔色で大きく状態が変わるので微妙ですね

VTIは-4.45%

VTIは-4.45%でした
今年の半年ペースで言うと結構大きな方の下落です
特にFOMC後の15日が非常にきつい下落でした

最高値からはほぼ-20%です
ちょうど上値を結んでいったあたりの抵抗に今差し掛かっている感じです
上値がキレイに切り下がっており、全く買える感じでないです

今は下値を試す展開ですね
上値をブレイクする力がない以上今は買うべきでないと思います
クリスマスラリーは今年もないのか注目です

VOOは-4.73%

こちらはS&P500です。いつもVTIと同じ動きです
VTIの構成の大半がVOOなので数字としてはほぼVTIと同じです

今回はVTIとほぼ同じ動きでした

最高値からは-19%くらいまでになってきました
こちらも高値の奪取が全くできていない醜いチャートです

VTは-3.57%

VTも今回から監視対象に格上げしました
VTは全世界株式を対象としているETFです
日本も一応対象になっていますね
ただ、大半はVTIなので大体はVTIと同じ動きになります

特徴としてはVTIを少しマイルドにした感じ、ですね
上がるのも下がるのも幅が小さいです

最高値からは-19%くらいです
ここもVTIとほぼ同じでしたね
VTはその特徴からVTIより下落幅が小さいと思っていましたが
数字をみるとそんなことなかったです
これからしっかり上がるか注目です

QQQは-5.61%

QQQはナスダック100に連動します。ハイテク株メインのETFです
構成銘柄はこちらを参考に、Apple,Microsoft, Amazon, NVDIA, Tesla, Google, META... で40%くらいです
ただ最近はAAPLとMSFTで25%くらいですね
GAFAMでバランス良かった時代と比べて大分偏ってきました。

一方Zoom, U, CrowdStrikeのようなハイテクグロース株は含まれていません
最近だとペプシコも上位銘柄として存在感を出してきましたね
(といっても割合は2%ですが)

上がる時はVTIなどと比べて極端に上がることで知られています
一方で下がる時は大きく下がる銘柄です
今回はこの例にそってVTIより大きな下落でした

FRBのターミナルレートが引き上がったため
金利上昇に弱いハイテク企業のバリュエーションが下がっている状態です

最高値からは-31%です。見事な下落相場ですね
11月後半は全体的には相場が強かったのですが
それでもハイテクは弱かったです。それに引っ張られて全体で大きな下落になっています
とても今買える状態ではないです

ARKKは-11.37%

ARKKは破壊的技術、すなわちイノベーティブなテック企業に投資するETFです

最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
TSLA ZM ROKU EXAS CRSP NTLA SQ TDOCなどなどです
上位銘柄はだいぶ様変わりしましたね。
EXAS, CRSP NTLA はいずれもバイオテクノロジーの会社です
ちょっと前までは広告系やIT技術系の会社が多かったのですが
ここにきて大きく舵を切っています

上がるときは極端に上がり下がるときは極端に下る
そんな躁鬱のようなETFです

今回は後者でしたね

ARKK自体は最高値から見ると-79%ですね
金利は高い状態が暫く続くとFRBが公言しているため
短期でここから復活することはないとみられている状態です

HDVは-4.3%

HDVは大きな下落です
本ETFはディフェンシブなものが多く
それ故上昇も下降も幅が小さいのが特徴です
今回はその例からずれてVTIと同等レベルで下落しています

HDVの最近の構成銘柄はこちらからも確認できますが
XOM, CVX, VZ, ABBV, MRK, PM, MRK,PXDなどです
ちょっと前まではエネルギーが20%くらいでしたが
その比率は15%くらいまで下がってきました
この方がまだ健全かと思います

長期で見ると最高値から-5.8%です。他のETFと比べても傷が浅い状態です
ただエネルギー企業が12月入って大きく下がっているので
今後、全体的に相場が悪くなるなら大きく下がることが予測されます

今買うか、というと買えないですね
$90前半くらいになったら買っていきたいと思います

SPYDは-3.76%

SPYDは下落しています
VTIよりかはマイルドな下落ですね

SPYDはS&P500のうちの高配当銘柄を上から100個並べたETFです
最近の銘柄はBKR, CVX, NEMなどですね。それより下はあまり有名ではない銘柄です
高配当銘柄なのですが、景気の影響を受けやすいETFです

最高値からだと-11.64%です
成績的にはHDVが最近強くなってきたので
わざわざ不安定なSPYDを買う理由もあまりないかなと思っています

IWMは-6.24%

IWMはラッセル2000に連動する銘柄です。要するに無名小型株の詰め合わせです
下落すると炭鉱のカナリアとして悲観相場が来るのではと言われています

小型株なので上がる時はガンガン上がりますが
下がる時もガンガン下がります。大きく持つのは避けたい銘柄ですね
また赤字企業もそれなりにあるので、利上げには弱いETFです

今回は下落です。しかもVTIと比べても大きく売られています
相場は不景気を大きく織り込んだ状態になっているかなと思います

最高値からは-27%です
不景気は特に小型企業に大きなダメージを与えるため
今買いとは言えないです

ドル円に考慮しつつ

米国債10年利回りはCPIの数字から頭打ちのような推移になっています
利回りが下がれば株式、特にグロース株にはプラスなので良いかなと思います
確実に下げ進行になっていますね
今後もうまく下がっていってくれると良いです

ドル円はもろもろ動いてプラスマイナスゼロです
前回はドル安株高でしたが、今回は株安だけなので
1ヶ月でみると米国株で大きなダメージをくらっている人も多いかなと思います

今後もCPIや他の経済指標で弱い数字が出てくると
ドル円が-10,20%といった下落は考えられます
-10%で 122円、 -20%で109円ですね
そのときに米国株が+10%, +20%でようやくプラスになるのですが
果たしてそれだけの力があるか、、はしっかり考えないといけません


ビットコインは大暴落後に熱が冷めていっている状態です
BinanceのCEO告訴も噂されており
まだまだ辛い相場は続きます

イーサリアムも同様です。全ての仮想通貨で希望が見えない状態が続いています

また、米国経済の弱さがでたことで新興国投資の妙味が大きくなってきています
今後さらにドル安が進み経済弱々になっていくならば
いよいよ新興国の出番かもしれません
この状態では米国の投資家が世界に目を向けるときが多いからですね

その他ウォッチ銘柄としまして
INDAは半月で-4.43%でした
インドの時代がくるか、、はまだわかりません

ポーランド、例えばEPOLも直近は非常に強くなってきています
こちらはロシアに大きく振り回される国ですが
非常に良い会社も多く、次の投資環境としてふさわしいと思っている人も多そうです
半月で-0.8%です
他のETFと比べるとかなり健全ですかね

後、急にFMが話題に上がってきているので一応載せておきます
このHPでも急激に検索されるようになってきました
iシェアーズ MSCI フロンティア & セレクトEM ETF
ティッカーシンボルはFMです

詳しくはこちらを見ればよいのですが、構成はベトナムが2割
ナイジェリア、バーレーン、ペルーが7%ほど
ルーマニア、カザフスタン、、となっていきます
半月で-1.67%ですね
今後どのように動いていくかは注目です

FMは一回上がりだすとずんずん上がっていく銘柄ですね
これは出来高が少ないため、他の大型銘柄から資金が抜けて流入した場合に
株価が上がりやすいといった側面があるからです
今後は少しチェックしたほうが良いかなと思います


全体的にはドル安による不安が拭えない状態が続いていますね
もし円で暮らす必要があり、ここ数年で大きなお金がほしいのならば
いま米国株に投資してもあまり旨味はないのかもしれないです

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