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CVX XOM 資産運用 銘柄分析

石油銘柄の急落で株売却した。 今後上がる見込みはあるのか

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ガソリン価格が天井をつけて下落を始めました

全米の平均ガソリン価格は以下の推移をしています

6月にピークである$4.25をつけましたが以降は軟調な動きですね

特に6月10日以降に今までのトレンドと異なり大きく下がってきました

原因の一つとしては以下のニュースが挙げられるでしょうか
サウジアラビアと米国の関係深化


特にここ最近サウジと米国は仲は悪くなっていました
これは、米国がシェール技術を用いてエネルギー輸出国に名乗り出たからで
今までエネルギーを牛耳っていたサウジアラビアからすると何してくれた、といった状態です

ですがロシアによるウクライナ侵攻以降風向きは変わり始めました
欧州はロシア産のオイルをボイコット(その大半は中国に行っていると聞きますが)しているため
他からエネルギーを調達する必要があり、需要が高まっています
そして代替の一つとしてサウジアラビアなど中東諸国による増産があるということですね

米国も増産しようと思えばできるはずですが
今回のニュースを見ますと中東諸国にその増産を託す、といったような意味合いかなと思います

ちなみにエネルギーの増産というのはそう簡単ではなく
蛇口を開ければたくさん出てくるというものではなくて
綿密な計画と人員配置などが必要です
また一度増やすと同様に簡単に減らすことも難しいです

中東諸国は、増産しても数年後にはまた減産言われるんだろ、ということで
なら今の儲けをキープしたほうが良いだろう、、のスタンスでした


話は戻りまして米国ですが
こちらはとにかくインフレを抑えるためにあらゆることを行うスタンスです

インフレの原因は多くあるのですがそのうちの一つはエネルギー価格の上昇です
なので価格下落のため、エネルギー増産をしたい
それを米国でなく中東にお願いしたい

そんな感じでしょうか
米国が増産しない理由としては
 シェールガスの採算の問題(お金がかかり利鞘が少ない)
 シェールガスがそもそもあまり取れない可能性
 バイデン民主党はシェール業界を虐めており今更頭下げられない
といったものが挙げられます

ちょっとお金出したり技術渡したりして他国がリスク取って増産してくれるなら
そちらの方が良いだろうと判断していると考えられます

これが共和党政権だったら自国でどうにかしようとしてたかもしれませんが
今は民主党政権ですからね


このようにして全体的に増産の流れが出てきたところで
石油価格は下落しました

ただ、これはまだ推測でしかなく
今後米国が中東に行った後で話し合いが頓挫する可能性も十分あります
展望に注目ですね

石油価格が下がったことで
オイル企業も軒並み大きな下落が起こりました

エクソンモービル(XOM)は以下-12%

シェブロン(CVX)も以下-14%

ここ半年最強だった石油銘柄もついに一服という状態です

これにより高配当ETFも軒並み下がってきました
SPYDも-11%

HDVが-8%です


一度かなりの数利確をしていますが
今後の石油業界の動きは引き続き注目です

エネルギー銘柄が上がる材料としては
-夏の行楽シーズンがきている
-中東諸国と米国が思うような合意ができなかった
が挙げられます。どちらも存分にありうる強気材料です

下がる材料としては
-行楽シーズンといえどもインフレで豪遊できない
-中東諸国と米国が増産で合意
-米国から名指しで虐められる
-インフレが収まり始めた兆候が見られる

などでしょうか。こちらも大きく納得できる話です
(最後のは鶏が先か卵が先かではありますが)

いずれにせよどう転ぶかはわからないので
今もっていたエネルギーのポジションは少なくして
しっかり状況把握に努めたいなと思います


オイルショックの時に最初に下がったのはエネルギー企業の株価でして
そのあと石油価格がジリジリ下がったと聞きます

今回はどういった動きになるのか、注目です

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